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色づく世界の明日から 第2話 あらすじと感想「マジカルステイという便利な言葉」

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2話「魔法なんて大キライ」あらすじ

唯翔が描いていた絵を見て、一瞬、色の溢れる世界を取り戻した瞳美。海外留学中だという琥珀の実家に、身を寄せることになった彼女は、琥珀の両親に押し切られるようにして、近くの南ヶ丘高校に転入することになる。嫌々ながら通い始めた学校で、若い頃の祖母の意外な一面を知ることになる瞳美。さらに彼女は、自分が魔法使いだと証明するために、生徒たちの前で魔法を披露することになる。

色づく世界の明日から 公式サイトより

感想「マジカルステイという便利な言葉」

取り調べ

葵唯翔と出会った月白瞳美は思わず見とれてしまった絵について「もう一度見せていただけませんか?」と葵唯翔に言いますが、月白瞳美が自分の家からでる動画を手に葵唯翔は不法侵入したことを追及します。

「これには訳があって」と謝る月白瞳美に葵唯翔は容赦なく不法侵入者の処罰を読み上げます。

しかしそんな葵唯翔も「ちゃんとした事情があるんだったら一応聞くつもりだけど」と和解の態度を見せ、月白瞳美は「話しても信じてもらえるかどうか…」と前置きしてから「魔法のせいなんです」と正直に訳を打ち明けました。

葵唯翔は女の子相手に容赦がないなと思ってしまいますが、自分の知らないところで変な噂が立ち少し苛立っていたのかなと心情を想像しています。

それから月白瞳美は『いま』に来てしまった経緯を説明すると葵唯翔は「はぁ…もういいよ」と許してくれアズライトを返してくれるのでした。

「今度からは気を付けて」と葵唯翔は言いその場を去ってしまい、結局月白瞳美は絵の事を聞くことはできませんでした。

成り行きで学校に通う事になってしまった月白瞳美

無事にアズライトを見つけまほう屋に帰ってきた月白瞳美は「なんだか取り調べをうけたような気分で…」とどっと疲れた様子を見せるのでした。

その夜に月白瞳美は琥珀の母から「イギリスにいる琥珀と連絡がとれたのよ」と話をふられ、琥珀が留学を切り上げてなるべく早く戻ってくると伝えられます。

琥珀が戻ってくれば月白瞳美はやっとおばあちゃんに「60年前の過去に行き私に会いなさい」と言われたことを達成できます。

月白瞳美は琥珀の母と祖母を交えてこれからの方針を相談するのでした。

瞳美「私、帰り方もわからなくて。これからどうしたらいいのか…」

祖母「心配しなくても、然るべき時が来ればきっとわかるわ」

母「魔法はどのくらい使えるの?」

瞳美「魔法はあまり、好きじゃなくって。ずっと練習してこなかったんです」

母「あら、それは残念ね。手紙には強い力を持ってるって書いてあったのに」

祖母「嫌いな物を無理して修行しても、あまり身につかないわねぇ。でも、手紙には未来に帰る方法までは書いてなかったの。帰る為には、何か強い魔法を習得する必要があるかもしれません」

父「魔法も大事だけど、高校生なんだし、とりあえず学校通ってみたらどうかな」

祖母「そうねぇ、学問を探求する姿勢はとても大切よ」

瞳美「えっ?」

母「すぐに編入手続きしておくわ。琥珀と同じ南ヶ丘がいいわよね?」

こうしてとんとん拍子に月白瞳美は学校に通うことになってしまうのでした。

1話で不可逆の魔法と言われていたので同じ魔法では瞳美は元の時代に帰れないことがわかります。

では別の魔法をと言いたいところなのですが、瞳美は魔法が苦手なようで瞳美自身が変わる必要があるようです。

魔法使いと言えばなんとなく物知りなイメージがあり、成り行きで学校に通うことになってしまいましたが、瞳美はもっと色々な事を知る必要があるのではないでしょうか。

葵唯翔からのお願い

「やっぱり、もっとちゃんと断ればよかった」と憂鬱な気分で月白瞳美は南ヶ丘高校へ登校します。

流されてここまできてしまった現状に月白瞳美は「1人で居たいだけなのに。私は何をしにここに来たんだろう」と嘆くのでした。

編入の手続きが終わりクラスで自己紹介を済ませた月白瞳美は転校生にざわつくクラスの空気をよそに淡々と席につくのでした。

やはり月白瞳美の世界の学校の机はタッチパネルか何かなのでしょうか。

席に着いた月白瞳美は机をスライドさせたりタッチしたりして反応を確かめていました。

クラスメート達の様子を見て月白瞳美は「避けられてるみたい」と思うのでした。

しかし偶然同じクラスになった風野あさぎが月白瞳美に声を掛けてきてくれ、何故クラスメートが月白瞳美を避けていたのか説明し、琥珀の事も話を聞かせてくれるのでした。

風野あさぎとお昼ご飯を一緒に食べていた月白瞳美は写真美術部のメンバーに廊下に呼び出され改めて自己紹介されるのでした。

部屋から出る月白瞳美の動画のせいで変な噂が広がり、誤解を解く為に葵唯翔は月白瞳美に魔法を見せて欲しいと言います。

葵唯翔の絵を忘れられない月白瞳美は「魔法を見せたら、私のこと信じてくれますか?」と問いかけ葵唯翔が「もちろん」と答えると「じゃあ、やってみます」と魔法を見せる事にしたのでした。

話を聞き野次馬が集まってきてしまいますが、月白瞳美の披露した星を出す魔法はとても小さなもので、琥珀の魔法を想像した野次馬達は勝手に期待してその結果を見て残念だと言い去っていくのでした。

その場の空気に耐えられなくなった月白瞳美は「私にできるのはこのくらいで。ごめんなさい」と言いその場を去ってしまいます。

魔法なんて大嫌いという言葉の表と裏

やっぱり、魔法なんて大嫌い」と校舎の隅で小さくなっていた月白瞳美でしたが、彼女を追って川合胡桃と風野あさぎがやってきます。

先程の事を謝る2人はお詫びにとオフリーを月白瞳美にくれ、更に放課後に写真美術部に見学にこないかと誘うのでした。

結局流されるまま月白瞳美は写真美術部に見学に連れてこられてしまいます。

部室を案内された後郊外活動の誘いを断った月白瞳美は「もう一度色が見たい」と誘惑にかられ、葵唯翔に会いに屋上へ向かいます。

今度はしっかりと自分から葵唯翔に声をかけ、魔法がうまくできなかった事を謝る月白瞳美に葵唯翔は「こっちこそごめん。無理やりやらせたみたいで。悪かったなって」と謝罪するのでした。

そして月白瞳美は絵を見せて欲しいと葵唯翔に頼みます。

葵唯翔は「人に見せるのは、あんまり好きじゃないんだけど…」と断ろうとするのですが、月白瞳美の「あの絵は、私にとって特別なんです。あの絵は、私に忘れていた色を見せてくれました。灰色だった私の世界に、一瞬光が射したんです」と懇願する彼女の姿勢に負け絵を見せてくれるのでした。

絵を見終わった後に今度は葵唯翔がまた魔法を見せてよと月白瞳美に声を掛けます。

それにただ微笑みだけ見せて返した月白瞳美は屋上を後にし、1人になったときにもう1度「あんな風に言われるなんて、思ってもみなかった。私の魔法を喜んでくれる人がいるなんて…魔法なんて、大嫌い」と言葉にするのでした。

そして下駄箱で月白瞳美の手からは星が次から次へと溢れ出すのでした。 

屋上の風景が特に今回は特に綺麗だと印象に残りました。

誰とも目を合わせようとしない月白瞳美の様子は一見他人を気にせず1人きりの世界に閉じこもっているように見えますが、クラスメートに避けられているみたいと感じている描写があったように月白瞳美は1人になることはできず他人をよく観察しています。

それでも喋り方や引っ込み思案な性格等から人との接し方もわからないんじゃないのかなと月白瞳美というキャラクターを考えてみました。

「魔法なんて、大嫌い」と月白瞳美が初めて言葉にだした時と2度目に同じ言葉を口に出したときとでは込められた意味が違います。

演出でわかるようになっていましたので気になる方は是非チェックしてみてください。

EDもモノクロの世界から色鮮やかな風景へと映像が変化しとても雰囲気があっているなと思います。

エンディングテーマを担当するやなぎなぎさんの「未明の君と薄明の魔法」もとても作品に合っていて素直に好きだなと思えます。

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