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色づく世界の明日から 第4話 あらすじと感想「絵の中を泳ぐ魚」

© 色づく世界の明日から製作委員会

4話「おばあちゃんはヤメテ!」あらすじ

琥珀が留学から帰ってきた。さっそくクラスで見事な魔法を披露し、さらには写真美術部のメンバーともすぐに馴染んでしまう琥珀。自分とは正反対な祖母の姿に、瞳美は圧倒される。一方、写真美術部は次の文化祭で、絵と写真を組み合わせた作品集を発表することに。その最初の活動として、夜景の撮影を行うことになり、瞳美たちは夜の学校へ向かう。だがそこは、普段と少し違った雰囲気で……。

色づく世界の明日から 公式サイトより

感想「絵の中を泳ぐ魚」

やっと果たされた琥珀との出会い

クラスメート達に頼み込まれ魔法を披露する月白琥珀
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留学を切り上げて帰ってきた月白琥珀にやっと月白瞳美は会うことができました。

2人で学校へ登校すると周りは月白琥珀の話題で持ちきりで、「どんな魔法を覚えてきたの?」と聞き、見せてよとお願いするのでした。

しかし月白琥珀は「留学先で教わったのよ。大きな力をむやみに使ってはいけないって」と一度は断るのですが、周囲に煽てられた月白琥珀は結局、魔法を披露することにしてしまいます。

アシスタントを月白瞳美に任せ、月白琥珀が使った魔法は留学先の写真から景色をその場にいた人達に体験させるというものでした。

しかしアルバムに挟まっていた機関車の絵がその魔法に混ざってしまい、担任の教師が教室へ入ろうと扉を開けると、黒煙が噴き出し、大失敗をしてしまいます。

結局月白琥珀は教頭先生へ始末書を提出し、教頭の「こんなに早く受け取ることになるなんて、思いませんでしたよ」という言葉に琥珀は「私もです」と元気に答え、お土産を教頭先生にも渡そうとしますが、言いかけたところで「いりません」と断られてしまいます。

帰ってきて早々に起こした月白琥珀の事件を見てクラスメート達は、被害を受けながらも笑いが絶えませんでした。

風野あさぎも「楽しい人ですよね。琥珀ちゃんって」と月白瞳美に話しかけ、「あんなお店にも売ってない魔法初めて見ました」と感想を口にすると、それに月白瞳美は「うん、私も」と答えます。

そんな月白瞳美の様子をみて風野あさぎは「私はかわいい魔法も大好きですよ。魔法が使えるなんて、ちょっぴり、うらやましいです」と言い、月白瞳美はその言葉から、自分のこと気遣ってくれた風野あさぎの態度に気づき、何も答えられなくなってしまうのでした。

琥珀が留学先から帰ってきたことで、瞳美はやっとおばあちゃんに『過去の私に会いなさい』と未来で言われた事をクリアすることができました。

ただし会っても劇的な変化があったという訳もなく、それでは元にいた時代に帰ろうということにはならないようです。

これまでは琥珀の破天荒ぶりが学校の噂として伝わってきただけでしたが、改めてそんな琥珀の様子が描かれることとなりました。

どちらかというと消極的な態度をとる瞳美に正反対な性格を持つ琥珀というキャラクターが現れたことで物語が加速していくように思います。

 2人の『月白さん』

放課後になり、月白琥珀は「瞳美一緒に帰ろうよ」と月白瞳美に声をかけますが、月白瞳美は「私この後部活があって」と答え、そこへ風野あさぎが「瞳美ちゃんうちの写真美術部に入ってくれたんです」と説明します。

その日の写真美術部の活動は、深澤千草の家が経営する喫茶店でミーティングでした。

話を聞き、「今日は見学についてきました」と月白琥珀も写真美術部の活動を見学することになります。

文化祭の出し物決め』という議題で行われたミーティングで、山吹将は「今年はテーマを決めて写真と絵で一緒に作品集でも作ろうかと思ってるんだけど」とおおよその方針を部員達に話し、風野あさぎに「将君はどんなテーマで撮影するつもりなんですか?」と聞かれた山吹将は「例えば夜景とか」と口にします。

それを聞いた部員達からは夜景というテーマに不満がでますが、ちょうどそこへ来た葵唯翔に「写真部なんだから、とりあえずシャッターを押すことから始めてもいいんじゃない?」と言われ、ほとんど山吹将の一存で1回目は夜景の撮影会に決まるのでした。

そんなやり取りを聞いていた月白琥珀は「私も見に行っていいですか?」と聞き、山吹将は「始末書書かされるような真似さえしないって約束してくれるなら」と条件付きで承諾するのでした。

今日知り合ったばかりの写真美術部の部員達に対する月白琥珀の振る舞いを見て、月白瞳美は「おばあちゃんすごい。もう馴染んでる」と感心してしまいます。

ミーティングが終わり、風野あさぎに「うちに使ってないカメラがあるので、少し寄っていきませんか?」と月白瞳美は誘われ、彼女の実家が営む風野写真館を訪れるのでした。

ほとんど部長の山吹将の意見を強引に通してしまったミーティングですが、その様子を見ていて仲がいいなと思いました。

夜景というありきたりなテーマに不満を言っていましたが、部員達には嫌そうな雰囲気はなく姿勢は前向きです。

琥珀の奔放さも注文一つで表現されており、初めて出席するミーティングで周りに合わせて「私も同じものを」と注文する瞳美とは違い、自分の食べたいものと飲みたいものを選び注文する琥珀の姿が描かれていました。

学校中の有名人と言ってもほぼ初めて会った様子の写真美術部の活動に私も参加したいという琥珀の積極性がなんだか物語のテンポもよくしているような気がします。

しかし琥珀も瞳美も「月白さん」と呼称されているのでわかりにくいですね。

 琥珀のお願い

これから先の事を話し合う月白瞳美と琥珀
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風野あさぎは「よかったら使ってください」と実家で使っていないカメラを手に月白瞳美に言い、「学校のカメラは許可がないと外に持ち出せないから不便でしょ」と勧められ、月白瞳美は「ありがとう。大事に使います」と厚意を受け取ることにしたのでした。

家に帰り月白瞳美は琥珀にこれまでの事を話し、これからの事を相談します。

月白琥珀は「これから一緒に考えようよ!魔法使い同士、協力し合えばきっとなんとかなるはず」と瞳美を励まし、「私、そんなに魔法使えないし」という瞳美に、今日教室で使った魔法で機関車を出したのは瞳美の魔法だと伝えます。

「先のことなんてわからないほうがワクワクする」と先ほど言ったばかりの月白琥珀でしたが、自分が未来でどんな人と結婚しているのか気になり瞳美に質問してしまい、それでも「やっぱりいい」と発言を撤回する様子をみて、瞳美は「おばあちゃんらしいね」と笑います。

その言葉を聞いた月白琥珀は「そろそろそのおばあちゃんってのやめてくれない?琥珀って呼んで」と瞳美に頼み込むのでした。

夜景の撮影会

撮影会の終わりにみんなで撮った写真
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先日のミーティングで決まった通り、写真美術部は夜景の撮影会を行います

教頭先生から開口一番に「琥珀さん、学校を壊さないでくださいね」と琥珀は注意されてしまいます。

夜の学校に入ると非日常の雰囲気に琥珀が「そういえばうちの学校、建て替え前は幽霊騒ぎがあったって」と学校の噂を話し始め、悪ノリした深澤千草が「旧校舎の屋上でしょ?」と話を引き継ぎ女子達を怖がらせてしまいます。

更に月白琥珀の魔法を使ったいたずらを見て川合胡桃は「私、屋上やめとく」と言い出してしまうのでした。

気をきかせた山吹将は川合胡桃に無理強いはせず、深澤千草に「一緒にいてやれよ」と言って2人を置いて残りの部員達で屋上から夜景を撮影する事にしたのでした。

学校の屋上からは街の夜景が一望でき、しばらく留学で街を離れていた月白琥珀も「この街の夜景、やっぱりいいよね」と改めて感想をもらし、未来ではどうなのかと瞳美に尋ねます。

月白瞳美は「同じだけど、ちょっと違う。違うけどちょっと同じ」と答えを返し、その言葉に琥珀は「何それ」と笑った後に「瞳美もがんばってね」と撮影会に専念するように言うのでした。

一人でできるか不安に思っていた月白瞳美のところへ山吹将が夜景の撮り方をレクチャーします。

撮影会の途中で「月白さん」という呼称に瞳美と琥珀が2人とも反応してしまう為、改めて呼び方を変えることにします。

山吹将が2人の名前を呼ぶ姿を見て、葵唯翔は「将、顔真っ赤になってる」と茶化しますが、山吹将に「だったらお前も読んでみろよ!絶対照れるから」と言われてしまいます。

今度は葵唯翔が2人を呼ぶことにしたのですが、葵唯翔は「琥珀と…月白さん」と月白瞳美の呼称は変えませんでした

「なんだよそれ」とそれぞれに突っ込みを入れられた葵唯翔は「区別がつけばいいんだろ?」と言うのでした。

撮影会は順調に進み、夜景の写真を淡々と撮っていた月白瞳美のところへ葵唯翔が「いい写真、撮れた?」と声を掛けてきます。

月白瞳美の撮った写真を見ながらモノクロの良さを語る葵唯翔でしたが、月白瞳美は「私にとっては、いつもと変わらないので…よくわからないですけど」と言います。

そんな言葉を受けても葵唯翔は「モノクロ写真って水墨画と同じで、色彩がないぶん見ている人のイメージが広がるような気がする。色が少ないほうが、大事なものがよくわかるのかもしれない」と自分の考えを語るのでした。

そんな葵唯翔に月白瞳美は「あの…新しい絵、楽しみにしてます」と声を掛けますが、葵唯翔は「うん」とだけ返事をするのでした。

そんなところに下に残っていたはずの2人が悲鳴を上げながら屋上にやってきます。

おばけを見たと訴える2人でしたが、そのおばけの正体は、屋上から残った2人の様子を見てお節介を焼いた月白琥珀のハロウィンのいたずらに使う魔法だったのです。

月白瞳美は琥珀に「好き勝手に魔法を使っちゃいけないって…」とやりすぎではないかと言いますが、琥珀は「みんなが楽しくなるなら、いいんじゃない?」と皆の様子を指して言うのでした。

琥珀「私は、みんなの笑顔が見たいの。魔法でたくさんの幸せな笑顔を届けたい。折角神様から授かった力だもの。世界にお返ししなきゃね」

瞳美「私は、そんな風にできない。魔法好きじゃないし」

琥珀「きっといつか好きになれる。だって瞳美は、私の孫でしょ?」

月白琥珀は自分の魔法への姿勢を瞳美に語り、瞳美も好きになれると話するのでしたが、その発言が皆に聞こえてしまい「孫?どういうこと?」と質問され、月白琥珀は「この際だから話してみれば?」と瞳美に促すのでした。

自分が60年先の未来から来たという月白瞳美の話は、信じてはもらえないのではないかという瞳美の不安をよそに、「魔法って、そんなことまでできるんですね」と簡単に部員達は信じてくれました。

結局、そんな事実を聞いても山吹将が「というわけで、俺らは今まで通りでいいんだろ?」と言ってくれこれまでと変わらない態度をとってくれるのでした。

それから月白瞳美と琥珀は魔法で夜景の撮影会に花を添え、無事に撮影会は終わりを迎えます。

月白瞳美は葵唯翔の絵の中を泳ぐ魚を発見する
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後日、部活中に皆で夜景の写真をチェックしているときに、山吹将が葵唯翔にどんな絵を載せるつもりだと質問し、葵唯翔は構想中の絵を見せ打ち合わせを行っていました。

その姿を見ていた月白瞳美は葵唯翔の絵の中で泳ぎ回る魚を発見してしまいます。

そして魔法部として琥珀も写真美術部に入ることになり、写真美術部は魔法写真美術部になるのでした。

今週も綺麗だったと思わず感想をもらしてしまいます。

色鮮やかに描かれている風景はもちろん綺麗なのですが、特に琥珀の視点で唯翔の絵が見れるところは、唯翔の絵が際立ち、見どころ!と言えるシーンです。

部活内での想いに揺れるもどかしい関係を見ているといやー青春だねと言いたくなってしまいます。

川合胡桃と深澤千草はお互いにいい雰囲気ですし、風野あさぎの気持ちに気づかない鈍感な山吹将ももどかしいけどそれがいい!という状態です。

葵唯翔は「絵にしか興味ない残念な人」と前に言われていたこともあり、恋愛感情とは無縁かなとも思えるのですが、月白瞳美を「瞳美」と呼ばずに敢えて「月白さん」と呼んだことで少なくとも彼女を意識していることがわかります。

おばあちゃんじゃなくて琥珀と呼んでという琥珀のお願いも、瞳美はなかなか実行に移せず第4話の中ではずっとおばあちゃんと呼んでいましたね。

やはり琥珀というキャラクターの登場で物語がぐっと加速したと思います。

魔法に苦手意識がある瞳美を琥珀は好きになれると根本から変えようとしていますしね。

ただやはり唯翔の絵の中で泳いでいた魚は、瞳美が見る景色ではなく、瞳美の魔法なのではないのかなと予想しています。

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