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色づく世界の明日から 第6話 あらすじと感想「瞳美が取り戻した世界の色」

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6話「金色のサカナ」あらすじ

瞳美からプレゼントされた星砂を使った際に、唯翔が目にした金色のサカナ。それは、唯翔が小学校の時にはじめて賞をもらった絵に描いてあるものだった。奇妙な一致に、心惹かれる瞳美。

そんな中、魔法写真美術部のメンバーは、撮影会でグラバー園に出かけることに。再び現れた金色のサカナに導かれ、瞳美は気付くと絵の中の世界にいた。

色づく世界の明日から 公式サイトより

第6話の物語の内容

「きんいろのさかな」という絵

葵唯翔が小学生の頃に描いた絵の写真
© 色づく世界の明日から製作委員会

 

その日の写真美術部の活動は川合胡桃の撮影テーマを決めることでした。

川合胡桃が希望したグラバー園は、普段部活のミーティングで利用することもある場所でしたが、川合胡桃は「ドレス楽しみー!可愛いのいっぱいあるんだ」と1人浮かれた様子。

そんな部員達をよそに、葵唯翔は月白瞳美に星砂のお礼を言います。

唯翔「こないだはありがとう」

瞳美「あの、どうでしたか?星砂」

唯翔「それが…実は途中で変なものが見えたんだけど」

瞳美「えっ!?私、初めて作ったから…」

唯翔「いや、わかんない。突然星と一緒に金色の魚がでてきたんだ」

瞳美「魚…?」

その話を聞いて月白瞳美は葵唯翔の絵を初めて見た時に自分の周りを泳ぎ回っていた魚を思い出し、「あっ」と月白瞳美が呟いたのは思い当たる節があるからでした。

その話を聞いていた月白琥珀が「なになに?魚がどうしたって?」と会話に割って入り、瞳美は「星砂使ったとき、部屋に出てきたらしくて」と説明します。

深澤千草もその様子をスマホで絵に描いてみせ、風野あさぎには「水族館みたいですね」と言われ、川合胡桃には「色がホラー」と、終いには山吹将に「お前、写真より絵のほうがうまいな」と言われてしまい、深澤千草は「そんなことないでしょ」と否定するのでした。

その日は、葵唯翔と月白瞳美、琥珀の3人で下校を共にし、先ほどの魚の事を話し合います。

琥珀「んー、なんでかなー。瞳美の星砂は作り方には問題なかったと思うけど…」

瞳美「じゃあ、どうして」

唯翔「あの魚は、俺がときどき絵に描いてたものだと思う。小学生のとき、授業で描いた絵ではじめて賞をもらった。そのとき描いたのが金色の魚だったんだ。どうしてそんなものが出てきたのかはわからないけど」

瞳美「その絵って、今はどこに?」

唯翔「さぁ。どっかにしまってあるんじゃない?」

琥珀「ちぇー、見たかったなー。瞳美の失敗ってわけじゃないと思うよ」

瞳美「うん」

星砂に混ざってしまった魚の正体は葵唯翔が描いたものだということはわかりましたが、その日はどうしてそんなことになってしまったのかはわかりませんでした。

別の日に月白瞳美は山吹将に葵唯翔が話していた魚の事を話すと、山吹将は「あぁ。それ、俺も一緒にあいつの作品見に行った」と応えます。

「本当ですか?」と驚きながら聞き返す月白瞳美に山吹将は「写真撮ったから覚えてる」と続け、月白瞳美は「あの…見せてもらえませんか?その写真」と頼み込むのでした。

近くの公園で山吹将はアルバムを持って月白瞳美に「お待たせー。あったよ、これ」と声を掛け、アルバムの写真を見せます。

小学生の絵を背景にして葵唯翔と山吹将が写る写真を月白瞳美は見て、「これ…あのときの」と魚の正体を確認します。

また「きんいろのさかな」と題名のついた絵は、写真の中でさえも月白瞳美にとっては色を見る事ができたのでした。

写真を見せながら山吹将は「賞をもらったとき、唯翔の親父さんがすごく喜んでさ。それから絵を描くようになったんだ。唯翔ってそういう話あんまりしないんだよな。自分の事話すの好きじゃないのかも。あいつ繊細だから」と当時のことを説明します。

わざわざ当時の写真を探しアルバムを持ってきてくれた山吹将に月白瞳美は「どうもありがとうございました」とお礼を言います。

山吹将は「こんなんで役にたった?」と問いかけ、月白瞳美は「はい、すごく!それじゃあ失礼します」と応えその場を後にしようとします。

しかし山吹将は「瞳美!」と思わず彼女を呼び止めてしまい、名前を呼ばれ振り返った月白瞳美に言葉が詰まってしまい、「あ、いや、送ってく」と彼女を送っていくことにしたのでした。

まほう屋さんの前でそんな2人と風野あさぎが偶然出会います。

2人が並んで歩く姿を見て「はっ!」と声をあげて驚く風野あさぎでしたが、月白瞳美に名前を呼ばれ、「あの、ポストカード作ってみたから、まほう屋さんにも置いてもらおうと思って…今お願いしてきたんです」と状況を説明してから、そのまま1人で帰ろうとしてしまいます。

風野あさぎの抱く想いに気づかぬまま、山吹将は「あさぎ、俺もそっちだから」と踵を返し、月白瞳美には「じゃあな」と簡単な別れの言葉を告げるのでした。

風野あさぎの様子を不思議に思いつつも、月白瞳美は「ありがとうございました」とお礼の言葉を口にします。

帰り道で物思いにふけっていた風野あさぎに、山吹将は「ポストカード作ったんだ」と話しかけ、いつもの調子で「偉いな、あさぎ」と頭を撫でますが、彼女はその行動に「将君、やめてください!私もう小学生じゃないんです!」と怒り、山吹将を置いて1人で帰ってしまうのでした。

川合胡桃の撮影会

仮装した魔法写真美術部の部員達
© 色づく世界の明日から製作委員会

 

川合胡桃のテーマの写真撮影のため、魔法美術部はグラバー園に撮影会にやってきました。

レトロ写真館で貸衣装に着替えた部員達は、撮影会を始めます。

川合胡桃は写真撮影よりも「いっぺん着てみたかったのよねー!」と着替えたドレス姿に満足気な感想をもらし、深澤千草が「へぇー意外と似合う」と茶々を入れます。

なれない衣装に風野あさぎは「なんだか落ち着きませんね」と言い、言葉通りの様子の月白瞳美と風野あさぎに月白琥珀は「大丈夫、大丈夫!2人ともよく似合ってるよ」と言うのでした。

何故か軍服を選んだ山吹将に葵唯翔は「なんでお前軍服なの?」とツッコミますが、山吹将は「このほうが目立つだろ?」と応えます。

その後、部員達は綺麗な風景と特別な衣装で様々な構図の写真を撮り合うのでした。

衣装のレンタルを終えてからも、各々に撮影を行います。

月白瞳美も写真を撮っていましたが、絵に没頭する葵唯翔を見つけ近寄ると、タブレットの中から魚が飛び出し、色に纏わりつかれ、気が付くと見知らぬ場所に立っていました。

月白瞳美は暗い部屋から音のする方へ移動してみると、そこは湖の中で花火が上がり、雨が降る不思議な世界が広がっていました。

湖の中で金色の魚が泳ぐ姿を見て、月白瞳美は「これって葵先輩の絵?」と疑問を口にし、更に世界の奥へと歩き出します。

不思議な世界に迷い込んでしまった月白瞳美は「どうしたら帰れるんだろう。誰かいませんか?誰か―!」と叫びますが、返事が返ってくることはありませんでした。

月白瞳美は更に奥へと進んでいるうちに、色鮮やかだった世界はいつの間にか荒廃し、砂漠の上に打ち上がり、色を失ってしまった魚を発見してしまいます。

様変わりしてしまった世界に月白瞳美は驚きつつも、尚も歩みを進めると色の濁った池を見つけ、そこに誰かがいることに気がつきます。

影のようなその人は、色の濁った池の中を泳ぐ魚を捕まえようと池の深い場所へどんどん進んでいってしまいます。

池の中央は渦を巻き、濁った色が吸い込まれている事に気がついた月白瞳美は、その人に向かって「それ以上行っちゃダメ!」と声を掛け、止めようと自分も池へと入ります。

そんな月白瞳美の目の前へ、元気を失った魚が浮かび上がり、その魚と目があうと、月白瞳美は目を覚まし、元の世界へと帰る事ができました。

月白瞳美が気を失っていると気づき、彼女の傍で声を掛けてくれていた葵唯翔に月白瞳美は「私、今、葵先輩の絵の中にいた」と言います。

「絵の中から金の魚が現れて、気づいたら知らない場所にいて」と月白瞳美は葵唯翔に状況を説明します。

唯翔「絵の中に入る魔法があるの?」

瞳美「わかりません。ひとつ、怖いことが」

唯翔「なに?」

瞳美「絵の奥まで進んでいったとき、すごく荒れた場所になって。色とかも、ぐちゃぐちゃになってて…。黒い影みたいな人がいたんです」

唯翔「影?」

瞳美「はい。ずっと魚を追いかけてて、捕まえられないみたいで。もしかして、あの黒い人が邪魔をしてるのかなと思って。そうだ。琥珀に相談してみたらどうですか?夢占いみたいに、何かヒントが見つかるかもしれないですし」

唯翔「いいよ」

瞳美「でも、もし悩みとかあったら」

唯翔「いいって!心配してくれるのはありがたいけど、俺、全部話さなきゃいけないの?カウンセリングでもするつもり?魔法使いって何様?」

葵唯翔はそう言って月白瞳美の前から無言で立ち去り、部活の撮影会も「ごめん、ちょっと用あるから」と言い1人で帰ってしまうのでした。

家に帰った月白瞳美は自分のその日の行動を反省し「魔法なんて、大嫌い」と1人口にします。

そんなところへ「お邪魔しまーす」と月白琥珀が様子を見にやってくるのでした。

月白瞳美の「怒られちゃった。入っちゃったの、絵の中に。たぶん、魔法で勝手に」という話を聞いて、琥珀は「自覚がないのに魔法が使えるなんて、魔法使いとしてはかなりすごいよ。でも、危険でもある」と真剣に応えます。

そして「それはともかく」と前置きして笑顔になった琥珀は「怒られるのも無視されるよりずっといいんじゃない?仲良くなれる気がするじゃん。ハリネズミのジレンマだねー」と葵唯翔と月白瞳美の関係を指して言うのでした。

月白瞳美の「なに、それ」という言葉に、琥珀は「大事に思って近づくと傷つけちゃうこともある。だけど離れてると、お互い寂しいまんま。大事なものほどトゲがあるからねー。近づきすぎちゃったのかなー。優しい距離が見つかるよ、きっと。トゲで刺したほうも、案外傷ついてたりするものだしね」と月白瞳美を励ますのでした。

翌日、2人で登校していた月白瞳美と琥珀に川合胡桃が「おっはよー!いやー、おかげで昨日はいい写真が捕れたわー!ありがと。あとで部活のとき、見せてあげるね」ととても明るい様子で声を掛けてくるのでした。

美術室で川合胡桃は「可愛い写真もいっぱい獲れたし、それにホラ」と昨日撮った写真をパソコンで他の部員達に見せます。

川合胡桃が撮った写真には、葵唯翔が帰ってしまい、月白瞳美が落ち込む様子が納められていました。

川合胡桃は「見てーこの超気まずい感じ」と更に月白瞳美を気遣った部員達の気まずい様子を撮った写真を見せてきます。

これを見た月白瞳美は「えぇっ!?」と驚き、風野あさぎは「だって葵先輩帰っちゃうし、瞳美ちゃん泣きそうだったし」とフォローを入れ、月白瞳美はそれを聞いて「すみませんでした」と謝ります。

しかし川合胡桃は自分のテーマの撮影会がそんなことになってしまったのにも関わらず、笑顔で「いいのいいの!どれプリントするか、みんなで決めよー」と楽し気に言います。

風野あさぎはその様子を見て「胡桃先輩、そういう人でしたね」と呆れ気味に言いますが、琥珀は「でも、こういう写真もあとから見るといい思い出になりそう」と素直に感想を言います。

それを聞いて川合胡桃も「そうそう。お決まりの笑顔ばっかじゃつまんないもん。それにね、絆って少し叩いたほうが強くなるのよ」と言うのでした。

その言葉を聞いて驚いた様子の月白瞳美に琥珀は「どうしたの?」と聞くと、月白瞳美は「そんな風に思ったことなかったから」と応えます。

そんな月白瞳美達をよそに、川合胡桃はまだ写真を見て「ほら見て、みんなの顔。ハハハハハ!サイテー」と楽しそうに笑います。

遂に風野あさぎが「あぁ、やっぱり気になって我慢ができません」と言い始め、それまで気を使って聞かずにいた昨日の事を「何があったんです?私でよかったら、相談に乗ります!」と月白瞳美に迫ります。

それに月白瞳美は「魔法のせいで怒らせちゃって…。ごめんなさいこれ以上は」と詳しく説明できずにいましたが、川合胡桃が「話さなくてもいいよ。友達でしょ?」と言うのでした。

その言葉を受けても月白瞳美が昨日の事を思い出し、ため息をつく様子を見て、川合胡桃は深澤千草を真似て「いい顔してるねぇー。撮っていい?」とスマホのカメラを向けます。

月白瞳美は「ダメです」と断りますが、結局シャッターを押されてしまうのでした。

一時的に戻った世界の色

葵唯翔が月白瞳美に傘を渡すシーン
© 色づく世界の明日から製作委員会

 

葵唯翔は知り合いの朝川砂派の個展に訪れていました。

唯翔「こんにちは」

砂派「あら、来てくれたんだ、葵君」

唯翔「初個展、おめでとうございます」

砂派「ありがと。やる前は不安でいっぱいだったけどお客さん来てくれてホッとしたわ。どうした?」

唯翔「あ…そうだこれ。個展のお祝いに」

砂派「まほう屋の星砂だ!ありがとう。開けていい?」

唯翔「どうぞ」

砂派「へぇー、森の香りかぁ。うーん、いい香り。リラックスして見てもらえるのは嬉しいな。センスいいね」

唯翔「後輩が選んでくれて」

砂派「へぇー?お礼言っといてね」

先日まほう屋さんで月白瞳美が選んだ星砂を葵唯翔は、朝川砂派に渡します。

個展に訪れた人達がひと段落ついたところで、朝川砂派は葵唯翔に話しかけます。

砂派「去年の文化祭以来?」

唯翔「そうですね」

砂派「描いてるんでしょ?」

唯翔「はい」

砂派「見てもいい?」

唯翔「先輩は、なんで絵を選んだんですか?」

砂派「そんなかっこいいものじゃないよ?今も先のこと考えると怖くなる。自分には絵しかないとか、そういうすごい人にはなれないかな。描いて描いて描いて、とにかく描いてたら、何か見つかるんじゃないかって。好きだから。迷ってるの?」

唯翔「最近なんか描けなくて。絵の事言われたときも、後輩に逆ギレみたいな言葉…」

砂派「あぁー最低」

唯翔「ですよね」

最近思うように絵が描けないという悩みを葵唯翔は朝川砂派に話をしてみるのでした。

学校での帰り道、2人で下校していた月白瞳美と琥珀は、偶然、葵唯翔が朝川砂派に傘を借りているところを目撃してしまいます。

親し気に話す2人の様子を見て、昨日葵唯翔を怒らせてしまったこともあり、月白瞳美はその場から逃げようとします。

突然の月白瞳美の行動に琥珀は「瞳美!」と彼女の名前を呼び、その声で葵唯翔も彼女達に気づきます。

名前を呼んでも止まらずに逃げようとする月白瞳美に琥珀は魔法を使い、傘を落とさせて足止めしようとしますが、それでも月白瞳美は制止を振り切って逃げて行ってしまうのでした。

そんな彼女達のやり取りを見ていた葵唯翔は月白瞳美の傘を拾い、彼女の後を追いかけます。

路面電車の停留所で月白瞳美に追いついた葵唯翔は「月白!」と彼女を呼び、急いで道路を渡って彼女の元へ駆けつけます。

そして葵唯翔は「月白、俺…描くから!」と宣言し、続けて「今も描いてる。出来上がったら、月白に見て欲しい」と伝え、彼女の落とした傘を手渡します。

月白瞳美は無言で傘を受け取りましたが、その後乗った電車の中で、再び金色の魚が見え、魚が通った後の景色に色がつき始めるのでした。

未だ返って来ない月白瞳美を心配した月白瑠璃は「遅いわねー瞳美ちゃん。帰り一緒じゃなかったの?」と琥珀に問いかけますが、琥珀は「うん、ちょっとね」と応えるだけでした。

月白瞳美の事を心配しつつ、魔法の書物を読んでいた琥珀は「魔法は人を幸せにする。それからときどき不幸にもする」と一節を読み上げます。

それを聞いていた瑠璃に「そうよ。注意してないと自分の力に飲み込まれてしまうの」と琥珀に注意を促し、琥珀も「それ、私も小さい頃よくおばあちゃんに言われたな。瞳美が絵の中に入ったのは、自分で自分に魔法をかけたせい?」と疑問を口にします。

瑠璃は琥珀の言葉に「多分ね。未熟なうちはそういうこともあるのよ」と応えます。

そんな話をしていたところへ月白瞳美が「ただいま」と傘もささずにびしょ濡れになった姿で帰宅します。

その様子を見て琥珀は「どうしたの瞳美!?」と驚き、瑠璃はバスタオルを取りに行ってしまいますが、月白瞳美は「さっき、色が戻ったの」と静かに自分の身に起きた事を話すのでした。

感想「瞳美が取り戻した世界の色」

今回は文化祭の出し物のテーマとして川合胡桃の撮影会が描かれていましたが、物語は星砂を使ったときに唯翔の前に現れた金色の魚の正体について探るという展開になりました。

長崎にあるグラバー園はグラバーカフェ、自由亭喫茶店、レトロ写真館、グラバーガーデンショップと様々な施設があり、主にパーティーや結婚式などのイベント会場として使われることも多いようです。

グラバー園公式ウェブサイトはこちら

部活勧誘の際にも仮装をしていましたが、登場するキャラクター達が衣装に身を包む場面は、仮装という衣装に身を包みながらもキャラクターの個性がしっかりと描かれていて素直にすごいなーと感じてしまいました。

黒い瞳に黒い髪の深澤千草も、容姿に特徴的なところがありませんが、シルクハット姿は良く似合っていましたしね。

ああいった普段全く味わう機会のない仮装した写真というものを撮ってみたくなってしまいます。

その撮影会も瞳美が唯翔の絵の中に入ってしまうというトラブルによって唯翔を怒らせてしまい、気まずい雰囲気となってしまうという展開になってしまいました。

唯翔の絵の中で魚を追いかける影は、唯翔自身か、それとも彼の父親なのかなと予想しています。

唯翔自身が最近絵がうまく描けずに悩んでいるという描写があったので、何も考えず自由な発想で好きな事をそのまま絵にできていた頃の気持ちを捕まえようとしている考えられます。

また唯翔の実家が、母子家庭ということもあり、また山吹将の話だと『きんいろのさかな』という絵を描いて賞を取った時に親父さんが喜んでくれていてといった話があったので、唯翔と父との間に何かあったのかもとも考えることができます。

影の正体はそのどちらかだと思うのですが、今のところは判断材料が少ないためわかりません。

真相が明らかになる回を楽しみにしています。

将とあさぎの微妙な関係も段々と現状が維持できないものへとなってきました。

将はやっぱり瞳美の事が気になっているのでしょうか?

世話焼きな性格が描かれていますし、接する態度も色恋のものなのかどうかよくわからないところです。

ただ個人的に将と瞳美とあさぎでドロドロして欲しくないという願望のフィルターがかかっているだけかもしれないですが…(笑)

撮影会という企画もその後の気まずくなった様子が描かれ失敗かなと思いましたが、胡桃的には大成功のようです。

確かに後々ああいう写真を見てみんなで笑い話にできたら、すごくいい思い出ですよね。

そんな写真を見せられ落ち込む瞳美の写真を胡桃が撮ろうとするシーンでは珍しく瞳美が起こっている描写がされていたので新鮮でした。

第6話の見どころはやはり唯翔が瞳美を追いかけて、「俺描くから!」と言って自分の想いを告白するシーンだと思います。

唯翔が瞳美を呼ぶ際に「月白」と言い、これまで「月白さん」と呼んでいた敬称がとれて、2人の仲がぐっと縮まった場面でもあると思います。

想いを告げて背景に路面電車が通過する。

それだけでも美しいシーンですが、その後唯翔の言葉を受けて瞳美の心の中に色が広がる心理描写もとても素敵です。

別れた後、1人電車に乗った瞳美の前に金色の魚が現れ、魚が通った後の風景が色を取り戻していったので、今回の“色づく”というシーンだったなと思っています。

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