小説

第3期 TVアニメ「ソードアート・オンライン アリシゼーション」 第13話 原作小説はどの部分?

©2017 川原 礫/KADOKAWA アスキー・メディアワークス/SAO-A Project

アニメ第13話『支配者と調停者』あらすじ

《セントラル・カセドラル》の大図書室に隠遁する少女カーディナルに助けられたキリトとユージオ。彼女の正体は仮想世界《アンダーワールド》の秩序の維持を司る自律型プログラムだった。アドミニストレータの過去をはじめ、《公理教会》や《禁忌目録》の成り立ちをキリトに語り始めるカーディナル。驚きを隠せないキリトだが、更なる事実――《アンダーワールド》に迫る恐るべき危機を聞かされる。

TVアニメ「ソードアート・オンライン アリシゼーション」オフィシャルサイト STORYより

第13話の内容と原作小説の該当部分は?

『ソードアート・オンライン アリシゼーション』の第13話はカーディナルがキリトに自身の誕生の説明と負荷実験についての言及、そしてキリトとユージオに完全武装支配術を伝授するという物語の展開でした。

第13話は原作小説『ソードアート・オンライン12 アリシゼーション・ライジング』の第12巻の冒頭から135頁までの内容に相当します。

ギガスシダー

アニメの内容は原作を忠実に再現していますが、カットされている描写が多いのが少し残念なところです。

ただしアリシゼーション編の内容がかなり長い為、しかたないかなという部分でもあります。

アニメ第13話の内容に該当する部分のアニメで描かれていない原作小説での魅力はたくさんあります。

例えば、クィネラことアドミニストレータが作ったほぼ破壊不能のオブジェクトの中に『倒せない樹』というものがあります。

ユージオの天職として与えられたギガスシダーの刻み手ですが、あれはアドミニストレータ側からしたら達成が不可能なものだったようです。

他にもアドミニストレータが住民達に畏怖を刻み込み支配する為にしてきた様々な事柄が描写されているので面白いですよ。

整合騎士の総人数

エルドリエ・シンセシス・サーティワンが登場しており、名前から31人いるんだろうなと予想することはできますが、原作小説ではカーディナルがキリトに整合騎士のはっきりとした人数と警護の人数を教えている描写があります。

たしかにこれから戦う相手の正確な情報は必要ですよね。

整合騎士31人がセントラル・カセドラルの防衛に回っていたらキリトとユージオは2人だけでアリスを除く30人を相手にしなくてはなりません。

もちろんセントラル・カセドラルにいる整合騎士は全員ではありません

シャーロット

アニメ第13話でキリトの頭から出てきたカーディナルの使い魔の蜘蛛ですが、アニメの描写の仕方だとゼフィリアの蕾を全て切られてしまったときに励ましてくれたのはというやりとりの後、あの声はシャーロットだったのかと受け取ってしまう描写がありました。

原作小説ではカーディナルの言葉を鵜呑みにせずに、キリト自身が「蜘蛛にもフラクトライト存在するなどということはありえるのだろうか」と自身で考えている描写がされています。

またシャーロットはカーディナルが全世界に放った監視ユニットです。

このシャーロットを説明するときにどうしてカーディナルがキリトを見出したのかという点が書かれています。

このお話も短い話ですが、キリトらしさが描かれており面白いです。

負荷実験の最終フェーズ

アニメ第13話で最もわかりづらかったなと思った点ですが、この話も原作小説では丁寧にカーディナルが説明しています。

暗黒界(ダークテリトリー)の住人達のフラクトライトは『殺戮』『強奪』の行動原理を付与されていることや、組織や軍隊が存在していること。

更に本来ならばラースが用意した人界側が負荷実験に耐えられるようにした施策についても言及されています。

キリトとユージオが果ての山脈でゴブリンを退けたように、本来ならば小規模ながら絶えず侵攻してくる暗黒界の住人を人界の人々が撃退することで武器や神聖術の行使権限が上昇し、暗黒界に対抗しうる軍隊が結成されているはずでした。

しかしアドミニストレータが自身よりも強い行使権限を獲得できないように人界に住む住人たちを支配し管理してしまったため、人界には整合騎士とアドミニストレータ自身しか戦力がいない状態になっています。

一騎当千の戦力を持つ整合騎士ですが、圧倒的な数の差には対抗できずアニメの作中ではこれに対してカーディナルが「絶対数が足りなさすぎる」と指摘しています。

50階までショートカット?

アニメ第13話ではカットされていましたが、カーディナルがキリトとユージオが武装完全支配術を使えるようにスクロールを渡すシーンがありました。

原作小説ではあのスクロールは持ち出し厳禁でその場で暗記するというミニ修行を行っています。

また『リリース・リコレクション』のコマンドにも触れており、武装完全支配術は『強化』と『解放』の2つの段階があり、暗記をしたばかりの2人にはまだ解放は使いこなせないとカーディナルが忠告をしている描写があります。

更に約100階にも及ぶセントラル・カセドラルを登るにあたってキリトが「あのー、せめて50階からスタートとかにならないんですかね……」と泣き言をいうシーンがあり、もちろんこんな提案は通ることがなく武器を回収するために3階からスタートすることになります。

 

こちらの記事もおすすめ!