ALT03「アニマの本質」あらすじ
理由は未解明のままながら、慧といることで安定を得るグリペン。二人はテストフライトに向け、シミュレータ訓練やトレーニングを続ける。
テストフライトをクリアし、前線で戦うことが可能になれば、ザイを駆逐し切るのも遠い未来ではない。だがある日、思いがけないところから慧は、ドーターとアニマの真実を知るのだった。
感想「考えるより身体を動かせ!というかプレゼントを開けろ!」
シュミレーターの成績
テストフライトまで1週間を切り、グリペンはシュミレーターで試験を行いますが成績は芳しくない様子。
グリペンは「でもこれ全然ドーターと感じが違う。こんなのじゃまともに飛べない」「操縦系統が全然違う。反応が鈍い。外部刺激のフィードバックがない」とシュミレーターに不満を漏らしています。
それを受けて八代通遥が「そいつは突貫工事の改造品だからな。NFIも後付けで無理やり取り付けたものだ」と鳴谷慧に教えています。
グリペンは普通に戦闘機を操縦しているのではなく、NFIという神経融合インターフェースを使って自分の身体の延長のようにドーターを操っているとのこと。
鳴谷慧の「考えるだけで飛べるってことか」という発言に対してグリペンが「ちょっと違う」と捕捉していますが、だいたいそういうことということですね。
鳴谷慧がシュミレーターを使ってみることに
鳴谷慧の「てことはお前、普通に飛行機操縦させたら意外と下手ってこと?」という無礼な質問にグリペンは怒り「慧も1度やってみるべき」とシュミレーターを試すように言ってきます。
それに船戸も「別に構わんよ」と応じて鳴谷慧はシュミレーターでドーターの試験を受けることになってしまいました。
実機の飛行経験があった鳴谷慧の実力は船戸にも「筋がいいな」と褒められ、仮想ミッションとしてザイを用意され模擬戦闘を行うことになってしまいました。
結果的にミッション失敗に終わってしまったものの鳴谷慧はパイロットとしての適性があるようです。
しかしグリペンは鳴谷慧のほうが安定して飛べているという評価を受けて若干拗ねてしまいます。
その後特訓の様子が描写されしたが、どうしてグリペンとデートしてるシーンが度々流れるのか不思議でした。
グリペンと鳴谷慧による影響で安定化するという現象を検証していた描写なのかなとも思えますが、やはり戦闘機に乗るよりも自転車に乗ることのほうが多い気がします。
そろそろこのままではケイデンスを意識する頃合いなのでは?
八代通遥が建てた仮説
これまでのデータからグリペンの脳波は鳴谷慧のものと同調し約10m圏内に鳴谷慧がいると安定するとのこと。
それを見て八代通遥は「他人の脳波がコンマ1秒のズレもなく同調するなどありえない。事前に設定されていたと考えない限りな」と自分の考えを口にし、更に鳴谷慧に「1つ聞くが君、アイツと上海脱出以前に面識があったとかないよな?」と確認をとっています。
鳴谷慧のほうにはそんな覚えはないようでしたが、鳴谷慧とグリペンの間には何か過去に因縁のような関係があるのかもしれません。
例えば鳴谷慧の母親を撃墜したザイからグリペンはできていたといったところでしょうか?
その後八代通遥が「いくらなんでも君を安定役として空には連れて行けないからな」と発言していますが、グリペンは鳴谷慧なしで大丈夫なのでしょうか?
食堂での騒動
食堂で鳴谷慧は「調子いいみたいじゃないか」とグリペンに声をかけ、「ザイがいなくなったら一緒に中国の空を飛べるといいな」と気軽に未来の平和になったときを想像し、昔住んでいた常熟について話をします。
しかしスマホを使って常熟の街並みを見せようとした鳴谷慧は10日前にザイが常熟を襲撃し街が滅んでしまったことを知ってしまいます。
急に様子のおかしくなった鳴谷慧のことを心配しグリペンは「体調悪いの?」と声をかけます。
鳴谷慧の「大丈夫だ」という応えを受けて、グリペンは鳴谷慧にプレゼントを渡し「ここでは恥ずかしい。家で開けて。いつも助けてくれるからそのお礼」というのでした。
その後食べ終わった食器を返却口へ返そうとしたときにグリペンは小松基地の隊員達から悪態をつかれてしまいます。
そこへ鳴谷慧が割込み揉め事に発展してしまい、鳴谷慧は隊員達から『アニマは撃墜したザイの部品から作られている』という事を知ってしまいます。
その場は事実を知らなかった様子の鳴谷慧の様子をみて収まりましたが、秘密を知られてしまったグリペンはその場から走り去ってしまいます。
お約束とも言える展開で、今後鳴谷慧は「でもお前はザイとは違う」なんて言う展開を用意に想像できるシーンでした。
鳴谷慧の母親にあった事
過去に鳴谷慧の母親は航空ショーの最中にザイから襲撃を受け撃墜されてしまったようです。
このことが鳴谷慧がザイに見せる執着のもとのようです。
一応鳴谷慧は八代通遥に食堂での騒動があってから事実を確認したようですが、3日間も何をやっていたのかと不思議に思います。
鳴谷慧のキャラクター性は頭で考えるより行動するというものだとこれまでの話の中で思っていたので思い悩むのは少し合わないかなと思いました。
グリペンからのプレゼントの中身
グリペンからお礼にと渡されたプレゼントの中身はマフラーでした。
そして手紙が一緒に入っており、グリペンが自らの事を告白する文章が書かれていました。
マフラーは技研の人から『手作りのものが一番』『男なんかイチコロ』と言われたためグリペンなりに勉強して作ったようです。
手紙の最後の一文「明日もまた、会いに来てくれることを祈って」というものが、実際にそれから3日経っており祈りは叶わなかったというところが悲しいところです。
グリペンのテストフライト
八代通遥は「俺はわからないことがあるのが嫌いなんだ。あいつだけがなぜ不調に襲われるのか、なぜ君と一緒だと復調するのか。失敗の原因を探らず闇雲に次の選択肢を試すのは猿のやることだ。俺たちは猿じゃない」とグリペンにこだわる理由を鳴谷慧に語ります。
そしてグリペンのテストフライトは開始され、グリペンが最初のミッションを達成したところで突然ザイが襲来し、グリペンは八代通遥の反対を押し切って独断で迎撃に向かってしまいます。
しかしグリペンの覚醒時間のリミットはわずかしかなくすぐに意識を失い、そこへイーグルが登場しザイを撃破するのでした。
第3話の感想は以上です。
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