第3話「災厄の波」あらすじ
様々なスキルと技能を習得し、ラフタリアとの連携も抜群によくなった尚文。迫りくる波に対抗して武器と防具を新調し、波の刻限を示すという龍刻の砂時計へ向かう。すると、そこへ元康たちがやってきて……。
感想「ラフタリアが急成長!物語も急展開!」
第3話の展開
炭鉱での戦いから1週間後、岩谷尚文とラフタリアのLvは着々と上がり、ラフタリアは外見も急成長を果たしました。
成長したラフタリアへ街の者達の態度は急変しましたが、岩谷尚文はラフタリアのことをまだ子供だと認識している様子です。
戦闘中に油断し怪我を負った岩谷尚文は『波』の刻限も近いこともあり、自分とラフタリアの装備を新しくするため城下町を訪れます。
エルハルトから龍刻の砂時計の話を聞き、岩谷尚文は教会に赴くと他の勇者達と再会してしまいました。
岩谷尚文は直ぐにその場を立ち去り、ラフタリアにも事件の事を「誰も信じてくれない」と話そうとはしませんでした。
そして最初の『波』に襲われ、他の勇者達は『波』源となっている魔物のボスの元へ急行しますが、岩谷尚文は近くで被害にあっているリユート村を魔物達から身を挺して守るのでした。
ラフタリアの成長
冒頭で「岩谷尚文が炭鉱での戦いから1週間…」と語っていましたが、ラフタリアの急成長に驚きほとんど話が入ってきませんでした。
岩谷尚文のLv.16、ラフタリアはLv.18にまで成長しています。
亜人はレベルに合わせて成長するということなのでしょうか?
岩谷尚文もこの1週間の間で様々な盾を習得したようですが、第2話でのラフタリアを育成する様子が面白かったので、個人的にはもう少しラフタリアの成長過程が見たかったです。
認識のズレ
エルハルトを含めた城下町の人々は成長したラフタリアを見て、態度が変わりました。
エルハルトも「いやー見違えたなぁ。べっぴんさんになったじゃねぇか」とラフタリアの容姿を見て評しています。
しかし1週間寝食を共にしずっと傍にいるからなのか、岩谷尚文はラフタリアのことを「小さい女の子が可愛いのはわかるが…」とまだ幼い子供と認識しているような描写がありました。
味覚障害と共に他人に対する興味も薄れているのかもしれません。
装備の新調
ラフタリアの進言というよりも半ば強制的な言葉によって岩谷尚文の防具を新調することになりました。
エルハルトに予算をつげるとフルプレートアーマーを勧められてしまいますが、流石に岩谷尚文も抵抗があるようでした。
結果エルハルトにオーダーメイドで防具の制作をお願いする事となり、更にはラフタリアの剣はおまけでもらう事ができました。
エルハルトもなんだかんだ立派に成長したラフタリアの事が嬉しいのかもしれないですね。
岩谷尚文が「むちゃくちゃ悪人ぽくないか?」という感想を持ったオーダーメイドの鎧の名前は『蛮族の鎧』。
ラフタリアには大絶賛されましたが、名前的にもまだまだ駆け出しの装備のようです。
後に教会でそんな北村元康に「まだそんな装備で戦っているのか?」と言われてしまいましたし…。
北村元康はもう既に楔帷子は来ていないようですが、マインは第1話で岩谷尚文の所持金で買った鎧を未だ装備している様子。
金品を強奪する目的でしたが、自分の買い物については本当に欲しいものを買ったようですね。
北村元康のパーティーメンバーがほとんど女性なような気がします。
初めての『波』との戦い
第3話でいきなりもうやるのかと印象を受けました。
これまで『波』というのが、曖昧な言い方をされていてどのようなものかと想像できずにいましたが、アニメ映像となっても曖昧なもののようです。
魔物を振りまく災厄その通りですね。
他の3人の勇者達は我先にと波の源である魔物へ急行しましたが、岩谷尚文はリユート村へ向かい村の防衛にあたります。
岩谷尚文の目的は?
ここまで視聴してきて岩谷尚文の目的は自分が生き残り、波を退け無事に元に居た世界へと帰ることなのかなと予想しています。
ただこの異世界にきて人を信じられなくなったという設定をつけられ、ラフタリアの「私はあなたの剣です。どこへだって、ついていきます」という告白とも呼べる忠誠の言葉を聞いても信用できず目を逸らし「そうか」とだけ答える描写がありました。
そんな人を信じられない岩谷尚文は何故村を守ろうとするのか、いまいち動機にかけるなと思ってしまいました。
確かに第2話でラフタリアと接する際にも所々で冷徹になり切れず、優しさが垣間見えるところがありましたが、岩谷尚文の性分のようなもので街の防衛を行ったのでしょうか?
波の受け取り方の違い
3人の勇者はボスのキマイラのような魔物を討伐し、騎士団から「王が報酬を用意しております」という言葉を聞き、達成感に浸りまんざらでもない様子でした。
一方で、1人だけでは村を守り切れなかった岩谷尚文とラフタリアは『波』の脅威を体感したといった感じです。
同じ災厄の『波』の第一波を越えたというのにもかかわらず、ゲーム感覚の3人の勇者と現実だと痛感する岩谷尚文はまるで別の戦いを行っていたような印象を受けました。
今後この点が物語の展開でどのようにきいてくるのか楽しみです。
第3話の感想は以上です。
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