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盾の勇者の成り上がり 第4話 あらすじと感想「岩谷尚文の怒りと怨嗟が発露する!それを癒すラフタリアに感動」

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4話「暁の子守唄」あらすじ

波が去ったのも束の間、メルロマルク城での祝宴のさなか尚文は元康から決闘を挑まれてしまう。奴隷を使役するのは勇者にあるまじき行為であり、即刻、ラフタリアを解放せよというのが元康の言い分なのだが……。

TVアニメ『盾の勇者の成り上がり』公式サイトより

感想「岩谷尚文の怒りと怨嗟が発露する!それを癒すラフタリアに感動」

浮かれる者と後悔する者

無事に『波』を退けた四聖勇者はマルロメルク城で開かれた宴に正体されました。

参加者は四聖勇者の他に王族関係者と貴族、そして波からの防衛任務に参加していた騎士団です。

『波』でリユートの村を完全には守れず、「砂時計の召集時、事前に人員と物資を登録しておくことで転送することができます。」というシステムの存在を知り1人「これにもっと早く気づいていれば」と岩谷尚文は後悔しています。

報酬の事がなければ参加もしたくなかったという岩谷尚文は相変わらずこの異世界では虐げられる対象で、ある意味では奴隷であるラフタリア達と同じような扱いにまで達しているのかもしれません。

一方ラフタリアは波との戦闘でレベルが上がったのか、第3話よりも成長しているように見えました。

宴の席でも堂々とした振舞いで料理をとり岩谷尚文の元へ運んでいる姿は本当に成長したなと思えるシーンです。

北村元康からの決闘

北村元康とラフタリアをかけて決闘をすることになった岩谷尚文
©2019 アネコユサギ/KADOKAWA/盾の勇者の製作委員会

 

マインから「あの娘は盾の勇者に無理やり奴隷にされたのです。どうか助けてあげてください」と言われ、ラフタリアの正体を知り北村元康は岩谷尚文に決闘を挑みます。

しかし北村元康から提示された岩谷尚文が勝った場合の条件が「その時は…これまで通り好きにするがいい」というもので、これを当然ですが岩谷尚文は「話にならない」と切り捨てます。

この話を聞いて『弓の勇者』川澄樹と『剣の勇者』天木錬はそれぞれに「奴隷を仲間にするなんて…」「落ちるところまで落ちたな」と岩谷尚文を軽蔑している描写がありました。

岩谷尚文は北村元康ほどではないにしろ、2人の勇者からの少ない信用もここへきて失ってしまったようです。

その場を去ろうとした岩谷尚文でしたがマルロメルク王から「この決闘、わしが認めよう」と決闘を執り行うことが決定され、弁解しようとしたラフタリアは拘束され、強制的に北村元康と決闘を行うことになってしまいます。

岩谷尚文が北村元康に「貴様ァ!」と吠えるシーンではまだ失われていない岩谷尚文の怒りという感情がこめられており、感情移入しやすいところだなと思いました。

盾の勇者を一方的にことごとく差別する様子を他の3人の勇者が疑問に思わないのかと不思議ではあるものの、岩谷尚文の戦う理由がシンプルでわかりやすかったです。

強要されているとはいえ、岩谷尚文の元に残った最後の大切なもの、ラフタリアのために岩谷尚文は決闘へ挑みます。

攻撃手段を持たない盾の勇者が槍の勇者に対してどう戦うのかと、不思議に思いました。

個人的に浮かんだ予想では『シールドプリズン』で閉じ込めて勝ってしまうのかなと考えていましたが、岩谷尚文の機転がよく生かされ盾を使いこなしているという印象を受けました。

序盤は岩谷尚文が優勢に進んだ決闘もマインの風魔法によって横槍が入り、北村元康の『ライトニングスピア』によって敗れてしまいます。

流石に状況がおかしすぎると視聴していて思いました。

ただ王城で決闘を執り行っている時点で、マインに冤罪を着せられたときと同じだと先に気づくべきだったのかなと思います。

マインの目的

決闘を終えた岩谷尚文にマインは「盾の勇者様、お気持ちお察しします。残念ですわね、また1人で戦うことになって」と声をかける
©2019 アネコユサギ/KADOKAWA/盾の勇者の製作委員会

 

マインが決闘後岩谷尚文にかけた「盾の勇者様、お気持ちお察しします。残念ですわね、また1人で戦うことになって」というセリフから、気に入らない勇者を虐げて楽しんでいたという目的がわかります。

分かりやすい悪女ですね。

マインが王女であるという事が発覚し、女性優位であるメルロマルクではそれが実行可能な権力を持っていたということがわかります。

岩谷尚文の絶望

決闘に敗れラフタリアを失ってしまったと錯覚した岩谷尚文は、絶望し己の盾を拒否します。

「ここは地獄だ。だったらこんな世界…滅んじまえ」と絶望を口にした岩谷尚文は『カースシリーズ』の条件が解放されてしまいます。

自分を追いつめる環境をもたらす盾の勇者という役職から逃げようとするも盾は岩谷尚文の元を離れようとせず、逃げることもできずに吐いた怨嗟には迫力がありました。

更に『カースシリーズ』が解放された演出はノイズが走り、バグのようにも見え岩谷尚文の心が壊れかけているような演出がとても良かったです。

今回のみどころ

ラフタリアが岩谷尚文の閉ざされてしまった心を解かすシーン
©2019 アネコユサギ/KADOKAWA/盾の勇者の製作委員会

 

決闘のシーンも良かったですが、今回はやはり呪いを解かれても岩谷尚文の元を離れずラフタリアが「私はあなたの剣、たとえどんな苦難があろうとも、付き従います」と岩谷尚文が誰かに最も言ってもらいたかった言葉を告げ、岩谷尚文の心を解かすというシーンが今回のみどころではないでしょうか。

魔物にではなく、自分を虐げる人に怒りを見せる岩谷尚文にやっと救いが訪れ、ラフタリアとの関係も呪いという繋がりではなく、改めて盾の勇者の剣という関係へと変わりました。

悪い事しかなかった異世界でやっと岩谷尚府は仲間を手に入れ、これから彼は何を行うのかと今後の展開に期待しています。

 

第4話の感想は以上です。

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