この記事ではアニメ『アルテ』のあらすじや感想を紹介しています。
紹介話数内のネタバレも含まれますので、未視聴の方はFODプレミアム
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アルテはFODプレミアムの独占配信作品です。
第10話「カタリーナの晩餐」あらすじ
きつね旦那です!
本日から、TVアニメ アルテ 第10話が放送されます。
漫画を読み返してると、カタリーナが かわいかったり かわいそうだったりで‥もう感情が追いつかん‥追いつかんよ!
という回ですぞ#アルテ https://t.co/Fpy2VOw2R7 pic.twitter.com/TCUgAGt0UM— 大久保圭 アルテ⑬発売中&アニメ放送中 (@ookubo_tanuki) June 6, 2020
アルテはカタリーナから晩餐の招待を受ける。ユーリの家の厨房で料理を楽しそうに作っている姿を見て、アルテはカタリーナの意外な一面を知ることとなる。
そしてカタリーナが自らの過去を語り、彼女がきちんとした振る舞いをしない理由を知ったアルテ。すべてはカタリーナの幸せのため。悩んだ末に出したアルテの行動とはいったい・・・出典:TVアニメ「アルテ」公式サイト より
感想「家族の歩み寄りの物語!アルテ解雇でもうお役御免!?」
10話ではカタリーナとその両親であるマルタとソフィアの歩み寄りの物語が描かれました。
やや駆け足に感じましたが、カタリーナの出生についての詳細が明かされ、ファリエル家ではカタリーナの事を考えている人がいないとアルテが気づきます。
カタリーナが貴族らしく振舞わない理由も、平民との差を見せつけようとする貴族の振舞いに対して「恥ずかしいことを人前でしたくない」という彼女の意志の表れでした。
乳母のボーナの子であるジモに「お前は?ちゃんと前向いて精一杯やってるか?」と問われ、「ちゃんと前を向いて進んで欲しいんだ」と言われたことによってカタリーナはこれまでの態度を改めることとなりました。
詳細なところがあまり描かれていなかったため、アルテのマルタとソフィアに対する指摘が度が過ぎているのではとも少し感じてしまいました。
ソフィアもこれまで肖像画を描きにくるアルテに対していつもカタリーナのことを聞き、気にかけている描写がされていましたし、もっと別の言い方があったのではと思ってしまいます。
カタリーナもこれまで育った養育地での生活と全く違う貴族の家での生活に、方向性は違えど自分の生き方を貫いていたので、これで良かったのかなとも考えてしまいます。
10話で一番気になったのが、ファリエル家の家族の形が歪なものなのかどうかわからないという点です。
アルテの時代で貴族の親は何をどう考え、子供との接し方はどのようなものだったのかわからず、マルタがただの女性を下に見る男性だとは思えません。
ファリエルという名門貴族を背負うため、気苦労も多いのではないのか想像してしまいます。
10話は「思わず涙してしまった」「感情移入してしまって感動した」などという感想が多く見られましたが、個人的にはそういうこともあるのかな程度の感想を持っています。
カタリーナの晩餐
10話のタイトルにもなっているカタリーナの晩餐ですが、ユーリの持つ厨房を使って定期的に行われているようです。
服装やカタリーナへの呼称が「カタリーナお嬢様」「カタリーナ様」と言っていたことから、集まった人々は貴族ではなく平民だということがわかります。
「手伝ってない者は食べさせてもらえない」というルールの元で、主催されているためユーリも給仕を手伝っています。
カタリーナが料理をするようになったは、小さいときに食べたパン粥が忘れられず、レシピを教えてもらったことがきっかけのようです。
この晩餐にてカタリーナが貴族らしく振舞わない理由は、他人と違うと見せつけるような所作を恥ずかしいと思い、そんなことをしたくないとアルテに明かしていました。
ユーリから聞かされたカタリーナの過去
アルテがユーリから「君が最後まで仕事を全うすると約束するなら私が知っていることを君に話すよ」と条件を付けられ、アルテが「私は誰のために、何のために雇われていますか?」とユーリ確認するとユーリが「カタリーナの幸せのためだよ」と即答したため、承諾しカタリーナの過去を教えてもらうことになりました。
カタリーナは養育地で乳母のボーナとその子供であるジモと共に育てられましたが、6歳のときにボーナが急な病で死んでしまい呼び戻されたとのこと。
カタリーナがボーナとジモが自分の家族だと思っていても、実際はマルタとソフィアが親でありヴェネツィアの家にカタリーナの幸せがあるとユーリは言います。
ジモの拒絶と居場所
アルテはユーリから話を聞き、カタリーナをジモに会わせようとしますが、カタリーナは以前寂しくて手紙を書き、「もうおまえとは会わない。もう手紙も書くな」と拒絶されたことを話します。
その後、気まずさを紛らわすためにカタリーナから肖像画を依頼され、気持ちを入れ替えるためにアルテもそれを快諾します。
屋敷の中でカタリーナのデッサンを眺めていたアルテに、ユーリが声を掛け、「ジモの居場所を探っていたらしいね」と言いジモの居場所の書かれた紙を手渡します。
ただそれだけを言って離れていくユーリに、アルテは「何故私をそんなに信用してくださるんですか?」と聞くとユーリは「君を選んだ私自身の選択を信用しているんだよ」と答えます。
ファリエル家を引っ掻き回す
カタリーナの肖像画に、ジモの居場所とこれからどうしようかと悩むアルテでしたが、使用人から「ソフィア様がお待ちです」と呼ばれ、肖像画の日を忘れてしまっていました。
急いでソフィアの部屋に行くと、カタリーナのことについてマルタとソフィアが話しており、それをアルテは覗き見してしまいます。
アルテはそれを見て同じように自分の親も口論していることを思い出しますが、自分の親は必ず「それがあの子のため」だといつも口にしていました。
カタリーナの両親にはそれがなく、部屋を出てきたマルタにアルテは「あなたみたいなカタリーナの幸せを少しも考えようとしない人の言うことは聞けません」と反抗してしまい、更にソフィアに「カタリーナに、彼女に真剣に向かい合おうとしないあなたに、カタリーナが心を開くはずがない」と言い放ち、そのまま部屋を後にしてしまいます。
そしてアルテはカタリーナをジモに会わせるためにムラーノ島へ連れ出すのでした。
ジモの言葉
ムラーノ島で再会したジモはカタリーナに再び「もう2度と会いにくるな」と拒絶の言葉を投げかけます。
そしてボーナが死の間際までカタリーナを心配していたこと、ボーナからカタリーナに会ってはいけないと言われたこと、カタリーナの本当の家族はファリエルの人たちで貴族であることを話し、「お前はちゃんと前向いて精一杯やっているか」と問いかけて「俺もボーナもお前のこと、本当の家族みたいに大事なんだ。だからちゃんと前を向いて進んで欲しいんだ」と言うのでした。
それにカタリーナは「ちゃんと前向いて進んで、一人前になれたらまた会ってくれる?」と問うとジモは笑顔で「楽しみにしてる」とだけ言って立ち去ってしまいます。
アルテの解雇とカタリーナの変化
ムラーノ島から帰ってからカタリーナは体調を崩したとして部屋に引きこもってしまい、アルテは何もできないまま解雇を言い渡されてしまいました。
しかしそこへカタリーナが現れ、これまで隠してきた貴族らしい所作で、自分が部屋に引きこもっていたことを謝り、「アルテさんをやめさせないでください」と懇願します。
マルタは「子供が口出しをするんじゃない」と却下しようとしますが、そこにソフィアが「この間のことは目を瞑って、もう少し様子を見てあげましょう」と言ってカタリーナのためを想って初めてマルタに意見しました。
マルタは「勝手にしろ」とだけ言って、部屋を退出してしまいます。
カタリーナはジモの言葉を受けて「もうちゃんとする」と決め、ソフィアもまた真剣にカタリーナに向き合うと決め、それまで止まっていた親子の関係が動きだしたのでした。
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アルテの放送は毎週土曜日22:00~