ALT04「君の見る世界」あらすじ
トラブルが生じて、中止となったテストフライト。グリペンが廃棄処分されると聞いた慧は基地へ忍び込み、グリペンを連れ出そうと試みる。しかしそこに、ザイ襲来のアラートが無情にも響く。
グリペンが安定する条件は慧が近くにいること。悩み考えた末に慧は、グリペンと共に搭乗し、出撃することを決意するのだった。
感想「自転車に乗っているアニメから戦闘機に乗るアニメへ!」
自転車に乗っていることのほうが多い

>©2018 夏海公司/KADOKAWA/GAF Project
第3話までは戦闘機に乗っているよりも自転車に乗っていることのほうが多いように思えたガーリー・エアフォースですが、第4話でやっと本格的なザイとの戦闘になり素直に面白くなってきたと思いました。
これからは鳴谷慧がグリペンと共にドーターに搭乗し共に戦うという展開が予想でき、傍観するだけの主人公ではないようです。
いろいろな疑問
- 大陸側で戦線が維持されていたザイが何故急に日本へ侵攻を始めたのか?
- ザイは何を狙って攻撃をしかけてきているのか?
- もしイーグルがいなかったらどうしていたのか?
- アニマはどうして少女の姿を模して造られているのか?
- 飛行経験があるとはいえ訓練を受けた空自の隊員がザイに一方的にやられてしまうにもかかわらず、鳴谷慧はザイを倒すことができたのか?
などなど疑問やツッコミどころは満載ですが、展開としては面白くなってきたかなと思いました。
ミリタリー関連には私は詳しくないので、作中で専門用語などを解説してくれたななどと思っています。
ザイの攻撃目標は作中での描写からなんとなく自分達に近しい存在であるアニマを狙っているのかなと予想しています。
あらすじと本編とで印象が違う
あらすじでは『廃棄処分が決まったことを知った鳴谷慧がグリペンを連れ出そうと試みる』とありますが、実際に第4話を視聴してみると鳴谷慧はグリペンに手紙の返事を伝えにきたという印象が強かったです。
あらすじの文章だと最初からグリペンを連れ出そうと考えて小松基地に鳴谷慧が侵入したように捉えられますが、実際には鳴谷慧がグリペンを慰めその場で「逃げよう」と口にしたように見えました。
原作小説ではこの辺はどうなのでしょうか?
今のところ鳴谷慧は考えるよりも先に行動するという性格なのかなと捉えています。
イーグルの存在で…

>©2018 夏海公司/KADOKAWA/GAF Project
イーグルが予定よりも早く小松基地にやってきたおかげで、ザイからの襲撃にも対応することができていますが、イーグルのキャラクター性が明るく天真爛漫といった様子なので、ザイとの戦闘中にしゃべっているせいで緊迫感を壊してしまっているように思えました。
この辺もそのうちガーリー・エアフォースの良さに変わるのかもしれませんが、イーグルだけではザイの襲撃を耐えきることはできず、小松市の街が壊されてしまうという状況がいまいち言葉だけのように思えてしまいます。
グリペンの戦う理由

>©2018 夏海公司/KADOKAWA/GAF Project
グリペンが戦う理由は作中の描写では、『人間を守ること』と最初にアニマにプログラムされているものと「この街には慧との想い出があるから…」と八代通に告げています。
その後鳴谷慧も「俺も一緒に飛びます」と言い始め、グリペンにも「言っただろ?お前を1人で放り出したりしないって」と有言実行している姿勢には好感がもてます。
滑走路が使えないなら
私は昔、北陸地方に住んでいたことがあるのですが、北陸の道路は道幅が広く、直線的な物が多いです。
作中でグリペンが飛び立った北陸自動車道も、平地がほとんどでカーブも少ないです。
物語の舞台となっている北陸地方がうまく設定として活かされていると思ったシーンです。
グリペン覚醒

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第4話のザイとの戦闘中にグリペンは「私は慧と飛ぶために生まれてきた」と自身の存在理由を再認識する描写がありました。
戦闘前は慧との想い出を守るためにグリペンはザイと戦っていましたが、これからは今回自覚した慧と飛ぶためにがグリペンの戦う理由になりそうですね。
しかし鳴谷慧は今回の戦闘だけでも身体への負荷が大きく、不安定なグリペンと共に鳴谷慧の身体が持つのかと、このコンビには不安があります。
第4話の感想は以上です。
