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色づく世界の明日から 第5話 あらすじと感想「瞳美とあさぎの成長」

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5話「ささやかなレシピ」あらすじ

琥珀を新たなメンバーに加えた「魔法写真美術部」の認可が、無事に学校から下り、懇親会を開くことになった一同。そんな中、瞳美は「まほう屋」の留守番を任されたことをきっかけに、改めて魔法に正面から向き合おうと思い始める。試行錯誤しながらも初めて星砂を作った瞳美は、それを唯翔に渡そうとする。

色づく世界の明日から 公式サイトより

感想「瞳美とあさぎの成長」

結成!魔法写真美術部

魔法部の出張占いに並ぶ生徒達の様子
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無事に魔法写真美術部の認可がおり、月白琥珀の提案で改めて部員達で懇親会を開くことになりました。

場所は『まほう屋さん』で料理などは各自が持ち寄りにすることに。

この琥珀の提案に部員達は賛成し、その後、この日の部活の活動は、写真部は月白瞳美に暗室の使い方の説明を行い、魔法部は出張占いを行うことになります。

急に琥珀が「じゃあ魔法部は出張占い行ってきまーす」と言ったために部活のメンバーは「何それ!?」と口を揃えて言うのでした。

無事に結成された魔法写真美術部ですが、名前からしてもうごっちゃごちゃで何の部活だかよくわからなくなっていますね。

部長の山吹将ではなく、何故か琥珀が部活を仕切っているように見え、琥珀らしさがよくわかるシーンでしたが、琥珀に部活そのものを乗っ取られているような気がする場面でもありました。

深澤千草のセリフの中に出てきたスリ・ジャヤワルダナプラ・コッテはスリランカの首都の名称です。

ちなみにバンコクの正式名称は『クルンテープ・プラマハーナコーン・アモーンラッタナコーシン・マヒンタラーユッタヤー・マハーディロックポップ・ノッパラット・ラーチャタニーブリーロ ム・ウドムラーチャニウェートマハーサターン・アモーンピマーン・アワターンサティット・サッカタッティヤウィサヌカムプラシット』と魔法の呪文のように長いですね。

 初めての店番

店番をする月白瞳美
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月白琥珀の出張占いは学校の生徒達には大人気で、順番待ちの生徒が列をなし、屋上へと続く階段にまで行列ができてしまうほどでした。

琥珀の占いが気になった川合胡桃と風野あさぎも琥珀の元を訪れ、恋占いをやってもらいます。

まずは風野あさぎの恋占いを試みた月白琥珀でしたが、結果は「今のままだと、恋愛運は最悪。ライバルが現れて、彼の気持ちは遠のいていきます」というものでした。

琥珀の言葉に風野あさぎは心当たりがあり、迷いを見せます。

一方で、風野写真館でバイトをしていた山吹将は、写真を編集していた風野あさぎに「お前、せっかく写真うまいんだから、もっと見てもらえばいいのに」と声を掛け、「お店のギャラリーに飾るとか、ポストカードにしてみるとかさ。やってみないとわかんないじゃん?」とアドバイスをします。

あくまで年上の幼馴染で写真部の部長として振舞う山吹将の態度に、風野あさぎは自分の想いに苦しむのでした。

『まほう屋さん』では急に琥珀から店番を頼まれてしまい、琥珀の母の「瞳美ちゃん、やっぱり私は出掛けるのやめようか?」という言葉に瞳美は断りきることができず、結局引き受けることになってしまいます。

常連さんから「いつものやつくださいな」と言われた瞳美は「いつもの…?」と問い返し、「そう、赤い星砂」という言葉から商品を探すのですが、色がわからない瞳美はどの星砂なのかわかりません。

しかし「懐かしい夢が見られるやつね」と言われ、先日琥珀の母が作りながら「ロット17、懐かしい夢を見る星砂の出来上がり」と言っていたことを思い出し、ロット番号から注文の商品を渡すことができました。

その場をなんとか乗り切った月白瞳美に、琥珀の祖母が「大丈夫だった?」と声を掛け、「わからないときはカタログを見ていいのよ」と星砂のカタログを手渡します。

琥珀の祖母から最近の琥珀が魔法の勉学に励む様子を聞いた瞳美は、「私も留守番、がんばろう」と気合を入れ直します。

そんなところへ葵唯翔が買い物に現れるのでした。

月白瞳美は葵唯翔にお店の中を案内し、「今度、個展を開く知り合いに、お祝いのおすすめとかある?」と注文を受けた瞳美は『森の香りが包む星砂』を勧めます。

「いいね。じゃあそれをお願い」と葵唯翔が注文すると、月白瞳美は「お包みしますね」と答え、早速作業に移るのでした。

星砂を小瓶に詰めながら、月白瞳美は葵唯翔に「新しい絵、どうですか?」と問いかけます。

葵唯翔は「あー…最近思ったようなものが描けなくて。絵に効く星砂とか、あればいいのに」と答え、月白瞳美は一生懸命に星砂を探し始めてしまいます。

真剣な瞳美の様子を見て、葵唯翔は笑いながら「ごめん、いいよ。言ってみただけだから」と声を掛け、先ほど注文した星砂だけを買っていくのでした。

そんな店番での出来事を帰ってきた琥珀に聞かせ、月白瞳美は「何かある?いい魔法」と相談します。

魔法に前向きな姿勢を見せた瞳美に琥珀は「じゃあ自分で星砂作ってみなさい」と言い、すぐに「そんなの無理」と言おうとした瞳美に「否定文禁止」と釘を刺し、「なんでも挑戦!」と背中を押すのでした。

これまで問題行動ばかりを指摘されていた琥珀でしたが、魔法部の出張占いの様子から生徒達にはなんだかんだで好かれている事がよくわかります。

風野あさぎと山吹将の微妙な関係は甘酸っぱくていいですよね。

個人的に風野あさぎには報われて欲しいと思ってしまうので、これからの二人の関係には注目したいところです。

琥珀と琥珀ママが出掛けた『柳堂魔法古書店』は少しだけしか登場しませんでしたが、雰囲気がとってもいいお店でしたね。

自分が住む街にも一件あったらいいのになと思ってしまいます。

唯翔が瞳美の案内を聞いて作中で言ったいたように『まほう屋さん』は薬局のような感じなんですね。

ただ琥珀がまったく『まほう屋さん』の仕事を知らなかった事から60年後の未来では『まほう屋さん』が廃れ、今のように人々と密着したものではなくなっている事もわかってしまいます。

5話では各キャラクターの私服が描写され新鮮な印象を受けます。

今に来たばかりの頃と瞳美の私服が変わっており、後の懇親会でも違う服を着ているので、そんな細かいところも描写するのかと思ってしまいました。

キャラクター性を損なわないように衣装を変えるというのはなかなか難しそうですよね。

瞳美からのプレゼント

展望台で葵唯翔に星砂を渡す月白瞳美
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学校で琥珀の「なんでも挑戦」という言葉を実行に移そうとした月白瞳美は1人で自動販売機で買い物をしようとしますが、やはりわかりませんでした。

そんなところへ偶然通りかかった山吹将と葵唯翔が声を掛け、訳を聞いた山吹将が買い方を教えてくれるのでした。

部活では暗室の使い方を山吹将が月白瞳美に教えます。

「今日はここまで」と山吹将の説明が終わり、その後、月白瞳美は「あの、もう少しこの部屋借りてもいいですか?」と暗室を魔法の練習のために借して欲しいとお願いします。

それを聞いた山吹将は「すげー!俺も見ていい?」と尋ね返し、月白瞳美は「少しだけなら…」と応えるのでした。

その日も『星を出す魔法』は月白瞳美の思い通りにはいかず、山吹将にも「まだ練習が必要そうだな」と言われてしまいます。

月白瞳美の様子に山吹将は「そんなに魔法に積極的だったっけ?」と疑問を口にしますが、月白瞳美の「私の魔法が、誰かに喜んでもらえるならやってみようかなって」と言う言葉を聞いて、自分も親近感が湧き「練習、頑張れよ」と声を掛けるのでした。

自宅に帰っても月白瞳美は星砂を作る練習に励みますが、なかなかうまくはいきません。

しかし何度目も繰り返すうちにやっと星を出す魔法を星砂に込めることに成功するのでした。

懇親会当日、準備を手伝うために早めに来た風野あさぎに、完成した星砂を月白瞳美は見せ、「これ、どんな色に見える?」と確認します。

風野あさぎは「きれいな青ですね。星砂?」と応え、「私のほうも作ってきたんです」と手作りのクッキーを出し、2人で先にお茶を飲みながら他の部員達を待つことにしたのでした。

風野あさぎの山吹将との想い出を聞き、月白瞳美の「そういえば、私もオフリーの買い方教えてもらった」という言葉に、風野あさぎは「ちょっと似てますね、私達」と言って笑います。

そんなところへ残りの4人がやってきて持ってきた料理をテーブルに並べます。

持ち寄った料理に「茶色い…うっ…」と風野あさぎが声をもらしつつも懇親会は始まり、料理を囲みながら各々に話が盛り上がるのでした。

そんな中1人席を外し、こっそりと星砂を包んでいた月白瞳美は琥珀に見つかってしまい、琥珀のお節介で瞳美と葵唯翔2人でジュースの買い出しに行かされてしまいます。

買い出しを終えた2人でしたが、すぐには帰らずに葵唯翔から「ちょっと寄り道してもいい?」と言われ、展望台へ向かいます。

景色に見とれていた月白瞳美でしたが、星砂の事を思い出し、「楽しみにしてます、次の絵」と言いながら渡す事に成功します。

葵唯翔は月白瞳美にもらった星砂を両手で持ちながら瞳美に問いかけます。

唯翔「あのさ。前に言ってたよね。俺の絵にだけ色が見えるって」

瞳美「はい」

唯翔「それって、月白さんにとって必要だったってこと?」

瞳美「はい」

唯翔「なんでかな?」

瞳美「私、もう何年も色がわからずに過ごしてきました。空の色、花の色、夕日の虹も…だから、いろんなものを諦めてて…でも先輩の絵を初めて見た時、目の前で色があふれて。まるで、私に色を思い出せって言ってるみたいで。どうしてかはわかりませんが、私にとって先輩の絵は…とても大切なものに思えるんです」

唯翔「そっか。今晩星砂使ってみるよ」 

一方で残された部員達は60年先の未来から1人で過去に来た瞳美のことを話していました。

山吹将は「瞳美を見てて、俺ももうちょっと頑張ろうって思った」と言い始め、風野あさぎにも「あさぎも、これから先輩になるんだし。自覚持てよ。もう少し積極的に」とお節介を焼こうとしますが、この日は風野あさぎから「将君ってそんなんだからテーブルの上も茶色にしちゃうんです」とへそを曲げられてしまうのでした。

風野あさぎの様子に訳のわからない山吹将は川合胡桃からは「鈍感」と言われ、深澤千草に助けを求めようとしますが、「さぁあ~」とはぐらかされてしまうのでした。

『まほう屋さん』のカウンターで1人泣いていた風野あさぎに琥珀は「占い、当たっちゃいそう?」と声を掛けます。

琥珀は「瞳美って魔法が苦手だから、星砂作るのもすごく大変だったんだ」と言い、「どれだけ失敗したと思う?」と瞳美の失敗した星砂を風野あさぎに見せます。

それを見て風野あさぎは「瞳美ちゃんに声を掛けたのは、私に似てるって思ったから。だけどそうじゃなかった。私も変わりたいな」と口にし、琥珀は「きっと大丈夫!その辺は占わなくてもわかるから、あたし」と励まし、風野あさぎはその言葉を聞いて笑顔を見せるのでした。

しかし琥珀は瞳美がお店にある星砂の材料を全て使ってしまった事に気づいてしまいます。

更にそのことが琥珀の母にバレてしまい、叱られてしまうのでした。

そこへ買い出しに出ていた2人が帰ってきますが、遠巻きに様子を見ていた部員達に「魔法使いも喧嘩の理由はあんまり変わらないんだねー」と状況を説明されるのでした。

懇親会も終わり片付けをしていた風野あさぎは山吹将に「将君…私、うさぎのポストカード作ってみようかな」と決意を告げます。

そして風野あさぎは「将君も手伝ってくれる?」と誘うのでした。

そんな風野あさぎの態度に、山吹将は「あさぎって昔は今みたいに俺にタメ口だったよな」と語り掛けます。

風野あさぎの言葉を聞いて中学のときに流れた噂を思い出し「ごめんなあさぎ、迷惑かけて」と山吹将は言いますが、風野あさぎは「いいんです。敬語にもなれちゃったから。今は、このままで」と応えるのでした。

皆が帰った後に使ってしまった星砂を洗浄していた瞳美と琥珀は母に叱られた後、琥珀から「そういや瞳美、星砂渡せた?」と聞かれ、瞳美は「うん」と応えた後に「役に立つと、いいな」と言いながら街を見下ろすのでした。

自宅に帰った葵唯翔は星砂に添えてあった『寝る前、部屋を暗くして使ってください』という手紙に従って、星砂を使います。

部屋一面にプラネタリウムのように星が広がった星砂の魔法に見とれていた葵唯翔でしたが、その中に黄色く光り輝く魚が泳ぎ回るのを発見してしまいます。

その魚は葵唯翔の周りを泳いだ後に、唯翔が使うタブレットの中へ入っていってしまうのでした。

風野あさぎと山吹将との微妙な距離感が描かれ、今回は風野あさぎが一歩前へと踏み出す様子が描かれており、甘酸っぱい展開となりました。

他の部員達があさぎの想いにしっかりと気づいているというのも面白いところですね。

琥珀がとる学校の生徒達への態度はどこか達観していて、高校2年生だと言うのに先輩の葵唯翔や山吹将達よりも大人びて見える部分があるような気がします。

お茶目な部分でそんなところも打ち消して年相応といった印象に結局収まってしまうのが少し残念です。

唯翔が瞳美にとる態度も柔らかいものになったと印象を受けました。

今回の1番の見どころはやはり展望台のシーンではないかなと思います。

細かい風景の作画と2人の雰囲気も良くまさに『色づく』といったシーンでしたね。

これまで瞳美は唯翔に対して敬語をちゃんと使っていませんでしたが、第5話から唯翔の事を“先輩”と呼び、しっかりと敬語を使って話しはじめます。

一般的には敬語で話す仲というと少し距離のある間柄ですが、瞳美と唯翔との距離は確実に縮まっていると思います。

瞳美が魔法に対して熱心な姿勢を見せ、行動するといった描写も多く含まれ、第5話の中だけでも瞳美の成長が著しいです。

しかし唯翔にあげた星砂の中に混ざっていた黄色い魚は、何を暗示しているのか気になります。

瞳美だけに見えていた魚でしたが、今回瞳美が魔法を込めたことで星砂に混ざってしまい、唯翔にも見えるようになったのかなと考えています。

そういうところでは瞳美の星砂作りも大成功という訳ではなかったようですね。

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