第15話「ラフタリア」あらすじ
イドルを追い詰めるラフタリア。その瞳には復讐の炎が灯り、殺意を帯びた切っ先がイドルののど元に突きつけられる。尚文の言葉で一度は怒りを飲み込むが、イドルが再びラフタリアに襲いかかろうしたそのとき……。
感想「お子様ランチの旗が伏線だった!?」
第15話の展開
第15話はイドル・レイディアとラフタリアの決着。
そしてラフタリアが『波』で住んでいた村を失い、イドル・レイディアの元へ飼われることになり、その後奴隷商に売り飛ばされるという回想が描かれていました。
問答の末に意図的ではなかったもののイドル・レイディアは窓から落下し、ラフタリアはイドルを亡き者にしてしまったと罪悪感に襲われます。
イドル・レイディアの屋敷からヴァン・ライヒノットを助けてから岩谷尚文たちはラフタリアたちが捕らわれていた地下へとき生存者を探します。
生存者の中にはラフタリアの幼馴染であるキールと再会しますが、一番の友人であったリファナは既に亡くなっていました。
全体的に暗い展開となり、ラフタリアにとっては転機となる物語だったのかもしれません。
岩谷尚文と同じように更なる『守るための力』を求めるきっかけのように思います。
またリファナが口にしていた「あの旗のある村」という言葉がラフタリアにとっては大きなもので、以前ラフタリアのお子様ランチに岩谷尚文が建てた旗が伏線だったのかと思いました。
そして窓から落下し死亡したと思われたイドル・レイディアでしたが、先代の盾の勇者が封印した魔物の封印を解き放ったところで第15話は幕を閉じました。
次回予告が『フィロリアルの女王』となっていましたので、次回はフィーロが活躍するお話なのかもしれませんがまだイドル・レイディアの屋敷での出来事は続くようです。
イドル・レイディアに関しての岩谷尚文の反応
窓から落ちたイドル・レイディアを見ていた岩谷尚文の反応は冷静なもので、特に何とも思っていないという様子でした。
人命に関わることですが、岩谷尚文にとって人であるか魔物であるかという区別ではなく、守る者とそうではない者という線引きがあるのかもしれません。
岩谷尚文は独特の価値観を既に築いており、平和な日本という異世界から転生してきたのにも関わらず、人間であろうがなかろうが自分に害なす者はどうでもいいと思っている部分があるように感じられます。
『あの旗』は盾の旗
ラフタリアがかつて住んでいたセーアエット領の村で掲げられていた旗は盾を模した旗でした。
三勇教と盾を模した旗などから四聖勇者でも盾と他3人の勇者に関して派閥があったように考えられます。
先代たちが何をやりそうなってしまったのか?という点が気になります。
メルティが自分の使命に気づく
メルロマルクの女王ミレリアから「メルティ、あなたにやってもらいたい事があるのです。王都に戻り不当な差別を行う王を諫めてきて欲しいのです」という言葉の本当の意味を、イドル・レイディアの地下室とヴァン・ライヒノットの「メルティ様、残念ながらこの国では各地で起きています」という言葉で知る事となります。
今後自分がしなければいけないことと自分にしかできないことを知ったメルティがどのように行動するのか気になります。
暗い展開
イドル・レイディアの件に罪悪感を覚え、リファナを救えなかったということからラフタリアは自分のこれまでの行動を否定し「私に尚文様の傍にいる資格なんてないんです」と言いはじめてしまいます。
以前、誰も信用することができず味のない孤独な世界から自分を助け出してくれたラフタリアに今度は岩谷尚文が「お前は間違ってない。俺はお前と出会ってなければ、誰も信じられずにこの世界から逃げ出してた。あのときお前が信じてくれたから俺はここにいるんだ」とラフタリアの間違いを正します。
これまで口には出しませんでしたが、岩谷尚文にとってやはりラフタリアの存在は大きく、最も信頼する存在のようです。
暗い展開はもういいよと思う気持ちもあるのですが、やはり元奴隷であったラフタリアというキャラクターを語る上でラフタリアの過去と決着をつけるというこの話は必要かなと思っています。
強力な魔物との戦い!?
イドル・レイディアが石碑の封印を解き、「盾の悪魔に神の裁きを」と先代の勇者が封印した魔物を解き放ちます。
助け出した子供たちやメルティとヴァン・ライヒノットを連れて戦闘に突入してしまうのでしょうか?
逃げることも可能ですがイドル・レイディアの領地付近で人が多く住み、魔物を放置すれば街に被害がでることから岩谷尚文は魔物との戦いは避けられないのではと予想しています。
第15話の感想は以上です。
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