第2話「奴隷の少女」あらすじ
奴隷商に案内され、自らの剣となるパートナーを探す尚文。だが、手持ちの少ない尚文が買えるのは、病を患った亜人の少女のみだった。尚文はラフタリアと名乗る生気のない少女に、過酷な戦いを強いる。
感想「ラフタリアの育成が見ていて面白い」
第2話の展開
奴隷商からラフタリアを買った岩谷尚文はラフタリアに装備を買い与え、食事をさせ自分の盾を育てるのと同じように彼女を育てていきます。
またラフタリアの患う病についても取得したスキルを用いて治療を行います。
ラフタリアがある程度成長した頃合いを見て、リユート村へと赴き、そこにある鉱山で鉱物を採取して売るという金策を岩谷尚文は試みますが、魔物と出会ってしまいます。
これまでと同じように岩谷尚文が敵の攻撃を防いでいるうちに、ラフタリアに攻撃しろと命じますが、ラフタリアは過去の『波』の際に似た魔物に故郷を襲われたことを思い出し身動きがとれなくなってしまいます。
そんなラフタリアをみて岩谷尚文は攻撃の命令を撤回し、「戦えないなら退がってここを出ろ!」と言い身を挺して彼女を守ろうとするのでした。
そんな岩谷尚文の様子をみて、ラフタリアは自身の抱えるトラウマを乗り越えて魔物を倒すことに成功します。
第2話の見どころ
『盾の勇者の成り上がり』は異世界転生もの(転生はしていません)ですが、現実世界の知識を用いて有利に立ち回るというところがありません。
むしろ召喚された異世界のことを知らなかったために岩谷尚文はマインに鴨にされ、全財産と勇者としての尊厳さえも失ってしまいます。
第2話のラフタリアという旅の共を得てから異世界での冒険、特に岩谷尚文によるラフタリアの育成が面白かったです。
まだレベルが低いということもあり、スキルを次々に取得し、できることが広がっていくというところも視聴していて楽しいところです。
まさに成り上がりがはじまったという感じでしょうか。
また魔物のウサピルを倒したときに、バルーンとは違い盛大に血が噴き出したことで岩谷尚文はこれまで散々ゲームみたいだと認識してきた異世界を「これは現実…ゲームじゃない。生き残るには、戦うしかない」と再認識していました。
攻撃力がないからこそ、小さな魔物相手に命のやり取りをしていると気づけた岩谷尚文ですが、この気づきが他の四聖の勇者達と違うところになるのではないかなと思っています。
世界に迫る危機と自分と所有物を守ること、そして生き残ることが岩谷尚文の当面の目標のようです。
同行設定について
エルハルトの武器屋でラフタリアがはじめてバルーンを倒した際にエルハルトから教えてもらったシステムですが、ゲームでいうならはパーティを組む設定ということですね。
このシステムがなかった場合、岩谷尚文はどうやって自分のレベルをあげようと思っていたのか気になります。
システムに助けられた形になりますね。
またセリフでは「同行者設定」と言っていますが、アニメでのシステムの表示は『同行設定』になっています。
作画ミスなのか、どちらも正しいのかとちょっと気になるところです。
盾の成長・変化
これまでもシステムのスキルツリーで様々な効果の盾を解放してきた岩谷尚文ですが、第2話で初めて盾の形状が変化し、目に見えて効果的なスキルを得る事ができました。
ロープシールドはロープが巻き付いた名前まんまの姿をしており、HELPのメッセージによると「SPを消費することで発動できます。技名の発声や特定の動作により、クイックアクションも可能です。」とのこと。
エアストシールドはロープシールドに内包されたスキルで個別の盾というわけではないようです。
ちょっとややこしいシステムですね。
ただバリアを一枚任意に張れるという点では守る範囲が広がったのではないでしょうか?
字が小さく一瞬だったのでわかりづらかった点ですが、ロープシールドの解放条件が『Lv.5以上、砥石の盾 解放、ツルハシ×1』となっており偶然なのか狙ったのかわかりませんが、リユートの村に来て鉱物を掘るという事が幸いしたようです。
第2話の感想は以上です。
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