ALT05「独立混成飛行実験隊」あらすじ
イーグルとの模擬戦に、グリペンは連戦連敗。得意げなイーグルと反発するグリペン。そんな二人の不仲に慧が頭を悩ませる中、新たなアニマ、ファントムが三沢基地から呼び寄せられた。
八代通は、3機のドーター・アニマにより編成される特殊部隊「独立混成飛行実験隊」――通称「独飛」の設立を宣言する。
感想「第3の『アニマ』ファントム登場!自転車シーンもあるよ」
第3の『アニマ』ファントム登場

>©2018 夏海公司/KADOKAWA/GAF Project
青森の三沢基地からファントムIIが呼び寄せられいよいよ3人目のアニマであるファントムが登場となる回でした。
鳴谷慧との初対面時には髪を染めていたと作中でファントムが話していましたが、夕方だったので薄く暗く黒髪というよりも普通に深緑に見えてしまい、染めていたというセリフには少し驚きました。
小松基地に配備される前からファントムは鳴谷慧のことを知っていたようですし、鮮やかなスマホの解体など冷静沈着な面と行き過ぎた恐ろしさがあるキャラクターだなという印象を受けました。
グリペン対イーグルの模擬戦
イーグルの「今日もイーグルの勝ちー!連戦連勝」という作中でのセリフにもある通り、鳴谷慧と共に飛ぶことによって安定したグリペンはその後も安定して飛行ができているようです。
しかし鳴谷慧という生身の人間を乗せている事でドーターの長所である『有人では実現できない高機動航空技術』が活かしきれず、純粋なドーター機であるイーグルに分があるようです。
八代通遥にこの事を相談した鳴谷慧でしたが、「人間とアニマの戦い方か」と事情を把握し検討するという応えを受けましたが、事情が立て込んでいるということでグリペンのメンタル面のケアに関しては鳴谷慧に一任するとのことでした。
八代通遥から「君、明日時間あるか?ちょっと話がある」と言われた鳴谷慧でしたが、今回は次の日すっぽかされるという展開にはなりませんでした。
グリペン対イーグル(体力測定編)
月に1回の体力測定を行っていたグリペンとイーグルのところへ八代通遥との話合いを終えた鳴谷慧が訪れるシーンがありました。
イーグルはアニマとしても身体能力が高いようです。
負けず嫌いなグリペンの様子もいいですが、グリペンのポンコツ振りが可愛いところですね。
しかし自衛隊の基地で学校指定のジャージのようなものを着ているのはどこか浮いて見えてしまいました。
グリペンのお・も・て・な・し

>©2018 夏海公司/KADOKAWA/GAF Project
体力測定を終えたグリペンを女性自衛官隊舎まで送った鳴谷慧でしたが、グリペンから「ここまで来たのだから上がっていけばいい」と誘われて自分で犯罪の匂いがするといいながら展開に流されグリペンの部屋にまで上がり込んでしまいました。
グリペンのどこで覚えてきたのかわからない「お・も・て・な・し」は可愛かったですね。
グリペンの部屋はアニマの調整の一環としてカメラが設置されており、行動をモニターされているようです。
今回は鳴谷慧のラッキースケベな展開もありましたが、グリペンの部屋にあった『中国自家用操縦士 学科試験問題集』のほうがどこかの伏線かなと思っています。
前に鳴谷慧に言われた「ザイがいなくなったら中国の空を一緒に飛ぼう」という言葉をグリペンが真に受け、ザイのいなくなった後の事を考えて勉強をしているのかもしれません。
ただザイのいなくなった世界にアニマが存在する必要があるかどうかというところがあるので、お別れへのフラグかもしれないですね。
鳴谷慧とファントムの出会い

>©2018 夏海公司/KADOKAWA/GAF Project
宋明華から夕飯の買い物を頼まれて買い物をした帰り、小松駅で鳴谷慧は絡まれていたファントムに出会います。
穏便に鳴谷慧が「おーい。着いたなら連絡しろよ。探したぞ」という助け方はよくあるいきなり「やめろよ」と声を掛け勝手にピンチに陥る展開と違い、当たり前な行動ですが頭がいいなと思いました。
しかしヘヤピンだけで携帯を分解してしまうとはファントム恐ろしいですね。
第5話での鳴谷慧の自転車シーンはこの部分です。
結成『独立混成飛行実験隊』
翌日鳴谷慧は第三格納庫に呼ばれ、配備されたファントムを船戸から説明されます。
そしてそのアニマであるファントムとも再会します。
鳴谷慧には丁寧に話すファントムは表と裏の表情があるという印象を受けました。
なんだかんだでアニマの3人に鳴谷慧は懐かれているようですね。
これまですっぽかされてきた八代通遥からの予定ですが、技本塔で今回は「突然だが、1つ発表がある。本日より小松基地所属のアニマは独立した部隊として行動することになった。名称は独立混成飛行実験隊。略称『独飛』」と独飛の設立を宣言されます。
八代通遥の説明を引き継いだファントムでしたが、イーグルから挑発を受け口喧嘩に発展してしまいます。
その後、イーグルが「どっちが強いか勝負しよう」と提案し、八代通遥も「いいだろう。ファントムの飛行試験も兼ねて異機種間戦闘訓練を行うことになりました。
戦闘訓練の結果

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鳴谷慧に協調性を指摘されたグリペンでしたが、アニマには人格矯正プログラムにおいてそういった価値観はないと説明されます。
今後の独飛のコンビネーションがいきなり不安となるセリフでしたね。
ファントムの余裕のある挑発に乗ったイーグルは早々にファントムに攻撃を仕掛けます。
またグリペンもイーグルに加勢することにしましたが、データリンクからファントムは消え簡単に負けてしまいます。
グリペンは戦闘中に抱いた違和感を訓練後にファントムに「データリンクに変な情報を混ぜてた」とズルを指摘します。
鳴谷慧はイカサマじゃないかとファントムに言ってしましたが、ファントムのほうが正しいように思えます。
また情報戦においてもファントムは優れているという一面を見ることができました。
ファントムの長所となるところなのではと個人的には考えています。
第5話の感想は以上です。
